さて1日目の大半を欠席したのであっという間に迎えてしまった公開2日目。日曜日なので来場者が増える事に期待がかかります。
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朝食は前日のうちに調達してあったので外出前にホテルで。このホットシェフのメロンパン、濃厚な甘さで本当に美味しいんですよ。
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カロリー欄はあまり見ない方がいいです。

飲み物を買い忘れたので地下鉄に乗る前に結局セコマへ。こいつ何回行けば済むんだよ。
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この日も秋晴れとなったモエレ沼公園、まあ夜までここからほぼ出ない予定なのですが。
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Windows7。
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公開開始前に一通りレイアウトを見て回りましょう。まずは普通列車用と言いつつもキハ40が半数以上を占める苗穂運転所から。
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その傍らでは子供たちに大人気(だった)旭山動物園号が解体されていました。一体誰がこんな車両を作ってしまったのでしょうか。
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前回も登場した1000番台さん作のDMV用としてモータートミカのエンドレスが設置され、そこに将軍さんの力作セイコーマートがある事によって北海道らしさが十二分に主張されておりました。あと道が広いからといってスピードの出しすぎには注意しましょうね。
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今回旅客列車が大半となり影の薄かった貨物列車でしたが、北見では青流さんのコンテナ列車により石北臨貨が走っておりました。10月なのでちょうどシーズン真っただ中でしたね。

ここで公開開始の10時を迎えたため、以降は公開中に合間を縫って撮影したものになります。
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ここまで出したことのなかった奥側からの遠景を。こちら側に一般来場者は入れない構造だったのでいわゆるスタッフ特権です。
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唐突と姿を現した"こうかレール"ですが、これは根北線の越川橋梁を再現したもの。勘の鋭い方はここでお気づきかもしれませんが、道北エリアと道東エリアを繋げるために未成で終わったはずの根北線が全通しており、かつての実物すらを超える結果となっていたのです。
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設営日の時点で片鱗を見せていた三井芦別鉄道はDD501が長編成のセキを牽く横でキハ100が往復機構を活かしてチョロチョロと行き来しており、往年の石炭産業の姿を魅せておりました。それにしても炭鉱を彩っていた丘和車両さんの情景群、本当に何から何まで揃っていて脱帽しかありません。

この辺りでお昼時になりましたが、ここは周りに飲食店がほぼ無いモエレ沼公園。そこでとある企画をあらかじめ用意していました。
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札幌駅で駅弁を販売している弁菜亭というお店があり、ここが1万円以上で配送対応をしてくれるとの事だったのでスタッフ達へまとめて駅弁を予約しようという事になったのです。なお事前に募ったところ合計金額は21000円、余裕で目標達成と相成りました。
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ただ案の定駅でも何でもない場所を指定される事は滅多にないらしく、配達員の方からも「ここに来るのは初めてなもので…」と受け取りの際に言われる始末。大変お手数をおかけしました…
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自分が注文したのはこちらの「知床とりめし」という駅弁で、とあるプラレーラーさんが愛好する駅弁という事で1度食べてみたかったのです。北海道の雄大な自然環境の中で育てられた知床どりを北海道の雄大な自然環境(モエレ沼公園の丘)で頂くとはなんと贅沢なのでしょう。
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会場へ戻って再びスタッフのお仕事へ。冬の北海道を語る上で欠かせないラッセルヘッドも気が付けばこんな両数に。
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そういえば釧網線で自分の新作である貨物列車を走らせていました。1997年まで南斜里駅から根室線の東鹿越駅までを結んでいた列車で、甜菜糖の製造で使用する石灰石・石油と製品の双方を輸送していました。普段からホクレンの甜菜糖を愛用しているのでそれも改造したきっかけです。
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名寄駅には"キマロキ"の姿が。もはや「こんな車両まで揃っているのか」というツッコミをする隙すら無いのが"さっぽろ"なのです。
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名寄本線の上を"徒歩移動"して遠軽へ向かうとキハ283の姿が。この時はようやく試運転をやっていた頃だと記憶していますが、まさか営業運転も3両編成だとは思いもしませんでした。
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先ほどもチラっと写っていましたが"こうげんのえき"を置いただけの遠軽駅、行った事のある人ならこれだけでも十分伝わるような気がします。
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今更ですが今回のレイアウトはどの路線も相互に行き来できるように設計されており、それを活かしてポイントを駆使しながら道内各地を巡る列車も走っていました。その結果パシフィックさんのキハ281が根室駅に迷い込んだというのがこの写真です。
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他方走るどころか本線ですらない定山渓の山中に放置されていた車両もあります。一体誰がこんな車両を作ってしまったのでしょうか。
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個人的にとても好きなのがやはさんによる夕張鉄道で、往復シャーシを活用する事で実物さながらのスイッチバックを再現していたのが非常に印象的でした。これも前回からの4年間で発売された製品ですが、夕張鉄道に限らず各路線でそのポテンシャルを発揮していました。
やはり往復シャーシって新幹線よりこういう単行の列車の方が似合うんですよ ですから……ね?
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終了5分前になって撮影した札幌運転所ですが、これだけブルートレイン達が揃っていながら本番ではほとんど本線で走っておりませんでした。相対的にそれ以外の車両が充実するようになった事実の現れという事でしょうか。

15時に公開が終了、1時間ほど恒例の撮影時間を設ける事となりました。
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まず立体+地上の札幌駅を駆使して新旧の札幌圏並び。もはやここまで来ると足りない車種を見つけてくる方が難しいような…?
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さりげなく存在感を出していたのは青流さんのワム480000によるチップ輸送。これも各所から欲しい欲しい言われながらも作られていなかったのでついに悲願達成です。
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C11-207に夢空間北斗星を牽かせる通称"クソデカSL大樹"。後補機はDD51の重連なのでこの長編成でももちろん問題ありません。
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集大成となるのがこの札幌駅全景。よく見ると全部の番線がキハ183系で覆われているのです。札幌駅をキハ183系で埋めるのは第6回で実績がありますが、今回は地上駅も追加されて17線に増えたにもかかわらずこの形相です。

撤収はお決まりのごとく人海戦術で一気に進み、瞬く間にレールと情景部品が各衣装ケースにしまわれていきました。いつでも片付けだけは速い。
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行き先別に仕分けられた衣装ケース達。この大部分は"ハイエース"されて本州へと戻っていきます。
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いよいよケース達を搬出するのみとなり、もう撤収も大詰めといったところで第7.5回プラレールひろばinさっぽろなる運転会が開始、ひたすらキハ22が回転広告塔をクルクルと回しておりました。
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バリアテープも設置されて安全対策は完璧です。
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終盤も終盤になり改めて今回のレイアウト図面を展開。これがあったからこそ設営も半日ほどで完了したわけですが、実に半年前からレイアウト案の作成・必要資材の計算・資材の手配など複雑な段取りを経て完成したわけで、非常に重みのある1枚という事になります。
なお私はレイアウト案ではそこまで参加できておりませんでした、ハイ……
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本当に最後のイベントとして駅名標の配布がスタート。最近名刺サイズの駅名標というものが流行のようですね。まあ本当に名刺作成アプリで作られているようなのですが
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20時に完全撤収となり、3日間を過ごしたガラスのピラミッド・アトリエ2の戸が閉められました。次に開ける日が……来るといいですね。
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そして打ち上げのために栄町まで移動してみよしのへ。第6回では2日連続で食べておりますがもはやここも外せない店です。
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この餃子とカレーという組み合わせがなぜか絶妙にマッチしてクセになるんですよね。北海道でなくてもありそうなのに意外と無いので渡道するとつい足が向いてしまいがち。

ホテルへ戻った頃には完全に燃え尽きており、もうこのまま寝ようか迷っていた頃「札幌駅行けば何か撮れるかな」と思い出して札幌駅の改札を通ったところ、なんだか見覚えのある姿が何人もあるのを発見。遠征勢のスタッフが全員同じ事を考えていたというオチでした。

さて全日程が終わってしまったのであとは帰宅するだけとなってしまいましたが、翌夜のフライトを取ってあるのでほぼ1日自由時間があります。よって最後に延長戦がスタートするわけなのですが…

次回へつづく