上武樹脂鉄道振興会

この先、揺れる事がありますのでお気をつけください。

2023年09月

「なんか忘れている事があるような気がする…」と思っていたらGWに開催されていた第9回鉄道模型広場 in ルミエールの記事をまだ書いておりませんでした。来月第10回が開催されると告知があったので今のうちに書き進めておきたいと思います。

まずは設営日となる5/3(水)、いつも通り(?)砂川さんの資材輸送を手伝うために和イエースへ同乗し、レール等を積み込んでルミエール府中へ。
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という事でトイプラネット桶川店へ到着。「これ北本でんしゃ広場じゃないよね!?」とタイトルを見返した皆様、間違ってませんよ。どうしても足りないレールがあったのでここで調達するつもりで寄ったのですが、残念ながら在庫なしという結果に… 気を取り直して向かったのは…
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ここ、セイコーマートまちだ店です。「これ北本でんしゃ広場じゃないよね!?」とタイトルを見返した皆様、間違ってませんよ。
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ちょうど通り道にあったのとこの先で昼食をとれる確証がなかったので先に詰め込んでおきます。なおこの時点で11時前なので設営開始が9時なもののまだいいペース。
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毎度のチェックポイントとなる県境は12:05に通過。埼玉の県央から東京の多摩への移動となるとやはり小金井街道(都道15号線)経由が最速になるんですよね。
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会場まであと一息のオフハウス小金井店で再度寄り道。目当てのレールは無かったものの他で戦利品があったので結果はオーライです。

ルミエール府中には13時過ぎには到着。これでも最近の北本組では早い方なんですよ?本当ですよ?
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そしてこれまたお家芸の高速設営によりレイアウトがわずか1時間半で完成。相変わらず周りのブースから「なんでもうできてるんだよ」のツッコミが入ります。
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早速車庫ではPF撮影会が始まっていました。自分の2081号機が五号機さんと銀嶺さんの作品に挟まれる格好に。
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上から見るとこんな感じで、パネルが配置されている事からもわかる通り博物館の企画展示を意識したレイアウト構成になっているそうです。スタッフが遊びつつも小さなお客様へ鉄道貨物輸送の魅力を伝える教養的なレイアウトと言えますね。
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逆側からも。パネルのは原料の輸送を、は製品の輸送を表しているほか、一部では貨車で輸送されている製品を並べる事でよりわかりやすくなるよう工夫されていました。
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これがレイアウトの右端ですが、なぜかなぜかここは特に解像度が高めに設定されている様子。最近は炭鉄港も注目を集めていますし、確かに時事ネタとも言えますが…
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これも石油輸送を説明する上で欠かせないとして展示された絵本。磐越西線の石油輸送を仕立てたのも第12回北本でんしゃ広場以来だったかと。
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…でここで登場するのがKTR802さんとの合作であるニチユ貨車移動機+ワキ10000。ワキに新メカが仕込まれておりリターンレールの上を通過している事からもわかる通り、ヤードの中でひたすら入換をさせるために作った代物です。なおどちらもたった2日で完成させたという超突貫工事。
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なお砂川さんのブースから振り返るとけーきさんのブースがあり、譲渡車の種車から先祖返りした2本(たまてつさんの伊豆急2100系アルファリゾート21と雅さんの371系あさぎり)が離合。
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こちらは坪単価でおなじみなゆほさんのブース。今回はゴリゴリの製品展示ではないもののやはり珍しい車両や情景部品がちらほらと……
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という事でどこぞの庭から生えてきた300系新幹線の試作品を持ち込んでみました。もうバレているでしょうけどカタログやビデオ等で登場した手塗り品の再現です。
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そうこうしているうちに池谷さんの元よりブルーシャークスがやってきて試作品並びが実現。これは……いつになったら発売されるんですかねぇ。
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ほ?
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ほ?
なんだか意味深な差し入れと意味深な札が置かれておりました。姫にはよくわからないのです。
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そうこうしているうちに設営終了時刻を迎えてしまったので帰り支度をしつつ恒例行事と化しつつあるキルトサークル☆ウルさんとのコラボレイアウトへ。スシロープラレールの貨車が正しく寿司を載せるために使われている貴重なレイアウトでもありますね。
じゃあ他の使い方ってなんだよって方はここをご覧ください
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最後に入口正面にどっしりと構えるトミプさんのブースを。毎度密度の濃いトミカタウンを魅せてくれるのもそうですが、今回は海が登場して大鉄橋も映えるレイアウトに仕上がっていました。個人的に毎回楽しみな個所です。
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プラレール運転会といえばラーメンな風潮がある(?)ので博麗Pさんとけーきさんと3人で飛田給のらぁ麺はやし田でつけ麺を。どうやらその近くで痛飲していたスタッフたちもいたらしいですが、翌日ちゃんと来たのでまあ大丈夫だったのではないでしょうか。

次回へつづく

前回の記事はこちら

プラレール運転会の後にアフターイベントと称して出かけるのはよくあるのですが、今回やはさんに"アフター"でお誘い頂いたのが一度は行ってみたかった目的地だったので秒で参加表明。無事に開催される事となりました。
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もう朝食について言う事はありませんね。
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そして今回3連泊をしたホテルを後にして駅へ。お世話になりました。

とりあえず昼までは自由なのでまず札幌駅の北海道四季彩館でクーポンの消費を兼ねて土産物を購入、そのままトランクをロッカーに預けて函館線に飛び乗ります。
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へー、苗穂運転所の実物って1つしかないんだなー(棒読み)
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やってきたのは列車の終点でもある江別駅。駅前にどうしても見に行きたかった建物があったからです。
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それがこちら。ただの空き家じゃないですかと言われても仕方ない風貌ですがその正体は元セイコーマートまるみつ店の跡地で、2002年に閉店*したそうなので当時ちょうど20年前だったという事になります。

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この通り痕跡は全く残っておらず知らない人からしたらどう考えてもセコマとはわからないと思いますが、この1か所だけシャッターが細い箇所に営業案内が掲示されていたようです。

目標を達成しちょうど列車の時間になったので再び札幌へ。「それだけ?」と言われかねないですが、これが唯一かつ最大の目的だったので…
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高砂駅と野幌駅の間で見える大きめな倉庫ですが、この正体が保存車界隈では有名な通称「山田コレクション」。ただこの外観から中に20両近く車両がいたとは想像できないですし、かつて都市伝説と化していたのも無理もないような…
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札幌駅へ戻ったところちょうどオホーツク2号が到着していたので息をするかのように撮影。前日撮り逃していたのでリベンジ成功です。
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ちょうどその頃すすきの周辺でたろこさんが市電を撮影しているとの話があり、地下歩道を2駅分歩いて合流。その後HTBコーナーで某マスコットのグッズを物色しているとKTR802さんとも遭遇し、果たして運転会翌日とは…

最終的に3人となり札幌駅へ向かったところ*でやはカーが到着、新千歳へ向かうKTR802さんとは別れ2人で乗り込みます。

*この段階で更に福遠さんともニアミスします 世間は狭い
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一路札幌市内を南西方面へ。
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たどり着いたのは南区の石山にあるパン工場。京田パンという札幌市の学校給食指定の製造業者だそうなのですが
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工場の一角に何やら鉄道模型専門店などと書かれている看板が。「札幌コムモデル」といえば聞いた事のある人も多いと思いますが、なんとパン工場の中に模型屋があるのです。

かつてやはさんがここの常連だったそうで、店主さんとプラレールひろばの話題から始まって色々な話題で盛り上がり、そして

今度同人誌即売会開くんだけど同人サークルの事情よくわからないんだよね」

「あー、私たちサークルやってますねぇ」


と答えたところ申込用紙をどっさりと渡される結果に。これが3月と6月の鉄道同人誌まつりへと繋がるわけです。

結局お店を後にしたのは入店したなんと2時間半後。お買い上げしたのはNゲージのパーツとVHSテープ4本でした。
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この時すでに14時半、しかし運転手から「えっ、まだ終わりじゃないですよ?」と告げられて今度は進路を東へ。最初コインロッカーからトランクを出すよう指示があった時点でなんだか予感がしていましたが…
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先程パンを買いそびれてしまったのでセイコーマートさとづか店で遅い昼食を購入。もしかして遠征中セコマに行かなかった日が無い…?

更に国道36号線を進み、北広島ICから道央道→道東道と進路を東へ。札幌市どころか新千歳すら通り過ぎます。この時既に16時。

そして日が暮れる直前になって到着、目的地は道の駅あびらでした。
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もちろん最大の目的は全人類大好きなキハ183系。まさか今回見れるとは思いませんでした。ただそれを眺めながらも方向幕を移設した個所を指して「ほら溶接跡ある!とはしゃぐのは趣味の都合なのか…
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最後にD51 320を見学。国内最高クラスの保存状態と聞いていましたが、こまめに油が注されているためか床にバットが敷かれているくらいなので相当なものです。

さすがにフライトの時間も近づいてきたので道の駅を後にして新千歳空港へ。
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ええ、もちろん好きですよ。好きなのでプラレールを走らせるために来たくらいですから。
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ここで札幌市内でバス撮影に励んでいたという七峰さんと合流、せっかくなので札幌らしく白樺山荘の味噌ラーメンで締めました。
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そしてついにこの時が。内地へ帰らなくてはなりません。
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機材はエアドゥではおなじみのB767。なお1本後のエアドゥで七峰さんに追いかけられる格好となりました。
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いや、まだ北海道は終わってませんので……と言わんばかりにほたてスープを注文して悪あがき。あっさりめなシーフードヌードルのスープと表現すればわかりやすいでしょうか。

この後羽田に着いてから終電チャレンジを敢行し、若干日付を跨いだものの無事に帰宅する事ができました。計4日間と運転会の遠征でもかなり長めとなりましたが、北海道プラレール同好会の皆様を始めとする多くのスタッフの方々のおかげで無事完遂する事ができました。このような場に携わる機会を頂けた事へ改めてお礼申し上げると共に遠征記の締めとしたいと思います。

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ところでこれは今回の遠征で買ってきたお土産です。いやまさかビデオテープが手に入るとは思いませんでしたが、どれも買って正解の内容でしたね。

さて1日目の大半を欠席したのであっという間に迎えてしまった公開2日目。日曜日なので来場者が増える事に期待がかかります。
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朝食は前日のうちに調達してあったので外出前にホテルで。このホットシェフのメロンパン、濃厚な甘さで本当に美味しいんですよ。
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カロリー欄はあまり見ない方がいいです。

飲み物を買い忘れたので地下鉄に乗る前に結局セコマへ。こいつ何回行けば済むんだよ。
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この日も秋晴れとなったモエレ沼公園、まあ夜までここからほぼ出ない予定なのですが。
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Windows7。
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公開開始前に一通りレイアウトを見て回りましょう。まずは普通列車用と言いつつもキハ40が半数以上を占める苗穂運転所から。
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その傍らでは子供たちに大人気(だった)旭山動物園号が解体されていました。一体誰がこんな車両を作ってしまったのでしょうか。
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前回も登場した1000番台さん作のDMV用としてモータートミカのエンドレスが設置され、そこに将軍さんの力作セイコーマートがある事によって北海道らしさが十二分に主張されておりました。あと道が広いからといってスピードの出しすぎには注意しましょうね。
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今回旅客列車が大半となり影の薄かった貨物列車でしたが、北見では青流さんのコンテナ列車により石北臨貨が走っておりました。10月なのでちょうどシーズン真っただ中でしたね。

ここで公開開始の10時を迎えたため、以降は公開中に合間を縫って撮影したものになります。
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ここまで出したことのなかった奥側からの遠景を。こちら側に一般来場者は入れない構造だったのでいわゆるスタッフ特権です。
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唐突と姿を現した"こうかレール"ですが、これは根北線の越川橋梁を再現したもの。勘の鋭い方はここでお気づきかもしれませんが、道北エリアと道東エリアを繋げるために未成で終わったはずの根北線が全通しており、かつての実物すらを超える結果となっていたのです。
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設営日の時点で片鱗を見せていた三井芦別鉄道はDD501が長編成のセキを牽く横でキハ100が往復機構を活かしてチョロチョロと行き来しており、往年の石炭産業の姿を魅せておりました。それにしても炭鉱を彩っていた丘和車両さんの情景群、本当に何から何まで揃っていて脱帽しかありません。

この辺りでお昼時になりましたが、ここは周りに飲食店がほぼ無いモエレ沼公園。そこでとある企画をあらかじめ用意していました。
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札幌駅で駅弁を販売している弁菜亭というお店があり、ここが1万円以上で配送対応をしてくれるとの事だったのでスタッフ達へまとめて駅弁を予約しようという事になったのです。なお事前に募ったところ合計金額は21000円、余裕で目標達成と相成りました。
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ただ案の定駅でも何でもない場所を指定される事は滅多にないらしく、配達員の方からも「ここに来るのは初めてなもので…」と受け取りの際に言われる始末。大変お手数をおかけしました…
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自分が注文したのはこちらの「知床とりめし」という駅弁で、とあるプラレーラーさんが愛好する駅弁という事で1度食べてみたかったのです。北海道の雄大な自然環境の中で育てられた知床どりを北海道の雄大な自然環境(モエレ沼公園の丘)で頂くとはなんと贅沢なのでしょう。
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会場へ戻って再びスタッフのお仕事へ。冬の北海道を語る上で欠かせないラッセルヘッドも気が付けばこんな両数に。
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そういえば釧網線で自分の新作である貨物列車を走らせていました。1997年まで南斜里駅から根室線の東鹿越駅までを結んでいた列車で、甜菜糖の製造で使用する石灰石・石油と製品の双方を輸送していました。普段からホクレンの甜菜糖を愛用しているのでそれも改造したきっかけです。
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名寄駅には"キマロキ"の姿が。もはや「こんな車両まで揃っているのか」というツッコミをする隙すら無いのが"さっぽろ"なのです。
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名寄本線の上を"徒歩移動"して遠軽へ向かうとキハ283の姿が。この時はようやく試運転をやっていた頃だと記憶していますが、まさか営業運転も3両編成だとは思いもしませんでした。
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先ほどもチラっと写っていましたが"こうげんのえき"を置いただけの遠軽駅、行った事のある人ならこれだけでも十分伝わるような気がします。
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今更ですが今回のレイアウトはどの路線も相互に行き来できるように設計されており、それを活かしてポイントを駆使しながら道内各地を巡る列車も走っていました。その結果パシフィックさんのキハ281が根室駅に迷い込んだというのがこの写真です。
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他方走るどころか本線ですらない定山渓の山中に放置されていた車両もあります。一体誰がこんな車両を作ってしまったのでしょうか。
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個人的にとても好きなのがやはさんによる夕張鉄道で、往復シャーシを活用する事で実物さながらのスイッチバックを再現していたのが非常に印象的でした。これも前回からの4年間で発売された製品ですが、夕張鉄道に限らず各路線でそのポテンシャルを発揮していました。
やはり往復シャーシって新幹線よりこういう単行の列車の方が似合うんですよ ですから……ね?
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終了5分前になって撮影した札幌運転所ですが、これだけブルートレイン達が揃っていながら本番ではほとんど本線で走っておりませんでした。相対的にそれ以外の車両が充実するようになった事実の現れという事でしょうか。

15時に公開が終了、1時間ほど恒例の撮影時間を設ける事となりました。
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まず立体+地上の札幌駅を駆使して新旧の札幌圏並び。もはやここまで来ると足りない車種を見つけてくる方が難しいような…?
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さりげなく存在感を出していたのは青流さんのワム480000によるチップ輸送。これも各所から欲しい欲しい言われながらも作られていなかったのでついに悲願達成です。
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C11-207に夢空間北斗星を牽かせる通称"クソデカSL大樹"。後補機はDD51の重連なのでこの長編成でももちろん問題ありません。
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集大成となるのがこの札幌駅全景。よく見ると全部の番線がキハ183系で覆われているのです。札幌駅をキハ183系で埋めるのは第6回で実績がありますが、今回は地上駅も追加されて17線に増えたにもかかわらずこの形相です。

撤収はお決まりのごとく人海戦術で一気に進み、瞬く間にレールと情景部品が各衣装ケースにしまわれていきました。いつでも片付けだけは速い。
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行き先別に仕分けられた衣装ケース達。この大部分は"ハイエース"されて本州へと戻っていきます。
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いよいよケース達を搬出するのみとなり、もう撤収も大詰めといったところで第7.5回プラレールひろばinさっぽろなる運転会が開始、ひたすらキハ22が回転広告塔をクルクルと回しておりました。
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バリアテープも設置されて安全対策は完璧です。
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終盤も終盤になり改めて今回のレイアウト図面を展開。これがあったからこそ設営も半日ほどで完了したわけですが、実に半年前からレイアウト案の作成・必要資材の計算・資材の手配など複雑な段取りを経て完成したわけで、非常に重みのある1枚という事になります。
なお私はレイアウト案ではそこまで参加できておりませんでした、ハイ……
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本当に最後のイベントとして駅名標の配布がスタート。最近名刺サイズの駅名標というものが流行のようですね。まあ本当に名刺作成アプリで作られているようなのですが
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20時に完全撤収となり、3日間を過ごしたガラスのピラミッド・アトリエ2の戸が閉められました。次に開ける日が……来るといいですね。
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そして打ち上げのために栄町まで移動してみよしのへ。第6回では2日連続で食べておりますがもはやここも外せない店です。
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この餃子とカレーという組み合わせがなぜか絶妙にマッチしてクセになるんですよね。北海道でなくてもありそうなのに意外と無いので渡道するとつい足が向いてしまいがち。

ホテルへ戻った頃には完全に燃え尽きており、もうこのまま寝ようか迷っていた頃「札幌駅行けば何か撮れるかな」と思い出して札幌駅の改札を通ったところ、なんだか見覚えのある姿が何人もあるのを発見。遠征勢のスタッフが全員同じ事を考えていたというオチでした。

さて全日程が終わってしまったのであとは帰宅するだけとなってしまいましたが、翌夜のフライトを取ってあるのでほぼ1日自由時間があります。よって最後に延長戦がスタートするわけなのですが…

次回へつづく

前回の記事では登別を出るところで終わりましたが、時間は12時半を過ぎた頃なのでまだまだ続きます。

東室蘭からの列車とは打って変わり定刻通りに走り続け、遅れることなく終点の苫小牧駅に滑り込み。
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苫小牧駅に着いたらまずは改札前の標識類を見物。以前来た時とは一部の表記が新しくなっていました。
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改装前はこんな感じで、まさに国鉄のサインそのもの。(2018年8月撮影)
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\したから!/
  とまこまい
という事で実家への土産を買うために駅前の三星へ。まさか例のゲームのイラストでよいとまけが登場するとは当時全く想像していませんでしたが…

買い物を終えて駅へ戻ろうとしたところ、なんだか見覚えはあるけど違和感のあるバスがやってきたのでカメラを構えたところ…
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まだ市営カラーいたのかよ…(困惑)

苫小牧市営バスが道南バスに移管され廃止されたのが2012年3月末なので10年経った今でも引き継いだ車両が塗装変更されず走り続けていることになります。それどころか1999年以降新車を入れていなかったそうなので車歴となると…
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苫小牧からは久しぶりの電車となる721系で南千歳へ。なお今は苫小牧-東室蘭の普通列車が737系に置き換えられたので逆に気動車の方が珍しくなっています。
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南千歳でエアポート、北広島で先行の普通電車へと順に乗り換えて苗穂へ。そういえばトレインオントレインを作りたいと言いつつもこの回では間に合いませんでしたね…
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この日は会場へ一切顔を出さない予定でいましたが、思っていたより早く戻ってこれたので苗穂からバスでモエレ沼公園へ向かう事を決断、公開終了後に急遽参加という事に。
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集合時間より7時間半遅れで会場に到着、もう夕方なので他に乗客は全くいませんでした。
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例により橋を渡ってガラスのピラミッドを目指しますが、モエレ沼の水位が低めのためか自生している蓮がかなり目立つ状況に。
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なお第6回の時はそれなりに水位があったのでもはや現役の川と見分けがつかないレベルでした。
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会場入りして即目に入ったのはキハ183系に占拠された釧路運転所。特急おおぞらと言えば番台区分のバリエーションが多い事でおなじみですが、それらが網羅された結果がこれだそうです。
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一方で札幌圏では721系がuシート2両連結の10両編成で爆走していました。おそらく都市圏の人口が2000万人くらいになった世界線での出来事でしょう。
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こちらも連結した実績のある形式を片っ端から繋げたクソデカな急行宗谷。これだけでもなかなかの迫力ですが、よく見ると右奥にも負けじと長編成を組む急行利尻が……
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ともちんさんとKTR802さんのキハ82系並び。早朝の函館で見られた特急北海とおおぞら1号の並びを再現したのだそう。
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ところ変わってなぜか揃ってしまった711系たち。手前から順にKTR802さんのカフェガーデン駅・自分の衝突試験車・ぺこりさんのクハ711-104です。
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上記の常軌を逸した車両たちを交えて711系並び。種車に東海型急行電車があるとはいえ、前回ですらこんなに揃うとは誰も想像していなかったでしょう。
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並びといえばレールバス並び(?)も実現し、KTR802さんのキハ03と羽幌炭鉱鉄道キハ10の横に1000番台さんのDMVが鎮座。なお3両ともに実はシャーシがプラレールではないという共通点もあるみたいです。
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これはともちんさんにお願いして組成してもらったSL常紋。せっかく常紋信号場があるのならという事で実現しましたが、そもそも実物もよくこんな線区でSLの復活運転をやろうと思いつきましたよね…
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常紋峠を越えた先にあるふるさと銀河線でも"CR"の新台が相次いで入荷して陸別駅が埋まるほどに成長。本線を走っているのは自分のCR75-1(運転体験仕様)で、側線に七峰さんの通常塗装と砂川さんのなつぞらラッピングが見えます。
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この広大なレイアウトの中でひときわ目立っていたのがパシフィックさんのキハ261-5000(はまなす編成)。RC仕様かつサウンド機能付きというのが大きいですが、実車も路線を選ばず広範囲で活躍しているのでその汎用性の高さは別格です。この糠南駅を通過する様子も2020年には早くも実現していましたし。
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その一方で汎用性高いもののどう走っているかすら不明なマヤ編成が狩勝峠を登っておりました。もちろん実車で自走できるものは1両もありません。
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その後マヤ34はまともな用途にも充当、ぐりとまさんのキハ56-200にサンドされて江差線検測が再現されていました。
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結局2時間ほど滞在して会場を離脱。一部のスタッフはこの後も動画撮影のために会場へ残っていたそうです。

さて夕飯が喫緊の問題となるのはいつもの事で、18時過ぎにバスで栄町駅へ向かい東豊線経由でさっぽろ駅へ。しかし候補にしていた店が2連続で受付終了という事で結局第3候補に30分待ちで入る事となりました。まだ19時台の話なのでいかに人気かがよくわかります。
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そしてようやく四季花まる時計台店に入店。もっとも、第1候補も第2候補も系列店だったので元から他に選択肢はなかったのですが。
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それで"回らない"店にもかかわらずこの勢いで注文。ザンギやらじゃがバターやらサイドメニューも並んでいますがこれも非常に美味なので絶対に外せません。
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期間限定で「二階建ホタテ」なるネタがあったので「つまりこれダブルデッカーじゃね!?」などと言い4貫も注文。2貫700円とはいえこの豪華さの前では実質無料とさえ思えます
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これだけ飲み食いして無料なわけないだろ、と言われかねないですが論より証拠、札幌市の旅行支援"サッポロ割"などを行使して実に85%引きを実現していました。この時私は1円も支払っていません。
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お店が時計台の隣にあったので流れで見物へ。逆にここまで三大がっかり呼ばわりされると「あれ、意外と立派かもしれない…?」と思うようになります。

ここまで来ればもう1日の予定として十分…だと思わせてまだ続きます。22時台に札幌運転所から苗穂運転所まで車輪転削を終えた車両の回送列車(通称フライス回送)があるのでこれの撮影をしなければなりません。無論、検査内容に合わせて車両が決まるので運次第となるのですが…
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まさかのキハ183系新特急色が2両ともに登場。編成組み換えの多いキハ183系では別々の編成に組み込まれる事も少なくないのでかなりの引き運であると言えます。15分くらい停車していましたが何枚くらいシャッターを切ったのかよく覚えておりません。
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俺そのキハ143のプラレール改造したんすよwww

結局日付が変わる頃まで撮影を続けたので札幌駅を出たのも営業時間終了と同時でした。
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今日の(も)セコマ。オリジナル商品が多いので何回入店しても足りないですからね。なお静岡から遠征してきたぺこりさんはお土産にとセコマオリジナルの静岡茶を買っていきました。
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翌朝の準備も万全な状態で就寝へ。ところで数人でセコマに入店したのになぜ自分だけクリスマスのカタログを渡されたのでしょうか?もしかして去年予約した履歴からバレた……?

次回へつづく

前回まで3回に分けて移動と設営の模様を紹介してきましたが、いよいよ10/15の公開初日が到来。
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という事で朝6時から早速キハ143に乗って会場とは逆方向へ向かいます。元から「せっかくなので北海道を満喫してきてくださいと言われていたので遠慮なくスタッフ参加を欠席し、夕方まで出かける予定としていたのです。

次のダイヤ改正でキハ143の引退が決まっていた事も理由でしたが、キハ143+キサハ144制作記で既に紹介した通り「キハ143落成記念」という大義名分もあります。再訪できる保障もなかったのでこの機会を狙うしかないと思ったのがきっかけでしたし、事実これが最後の機会となりました。

乗車したのは札幌から東室蘭までを約3時間で結ぶ2724Dで、当時キハ143の運用では最長。あたかも客車列車のような車内が旅情をかき立てます。まあ50系51形からの改造なので元は客車そのものなのですが。

なお肝心の車窓はといえば…
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見てくださいこの雄大な景色!!
二重窓に加えて相当汚れているので外が全く見えません。ディーゼルエンジンの唸りを体感するために乗ったのでそれでもさして問題はないのですが。
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朝食は例によってセコマで買ってきたパン。例によって本州で売ってないもので揃えていますので「普段と変わらないじゃないか」は通用しません。
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沼ノ端駅で長時間停車があったので跨線橋から乗車列車を撮影。人はこれを改造作品の答え合わせと言います。
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苫小牧駅で停車時間があったのでここでも撮影。日高線からキハ40系350番台が引退してしまったのでこの通り北海道色で並ぶようになりました。ところでこの数か月後になってから某育成シミュレーションゲームで苫小牧が脚光を浴びる事となるのですが……
え?あなたはお迎えできたのかですって?いや他のダート組は全員いるんですけどね……

その後途中うたた寝を繰り返しつつ1時間ほど乗車し、終点の東室蘭駅へ到着。
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完乗記念にもう一度親子写真。
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これぞ785系の醍醐味、封じ込まれた先頭車です。

ここから先はしばらくプラレールと一切関係ないので読み飛ばして頂いて結構です
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3時間の旅を終えたのでまずはセイコーマート東室蘭駅前店でコーヒーを購入。2010年代にオープンした店舗で見られるごくオーソドックスな佇まいですね。
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続いて道南バスの室蘭洞爺湖線に乗って室蘭市の郊外へ。更にモエレ沼から遠ざかります。
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途中経由した陣屋町で留置されているDD51とホキ800を見ることができました。輸出前提で保管されているはずですが果たしていつまでここにあるのやら…

東室蘭駅から40分ほどの白鳥台4丁目バス停で下車。目的地はすぐのところにある…
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このセイコーマート白鳥台店です。またセコマかよ!! いや、ここは少し特別で…
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この通り1980年代前半に採用された通称オレンジタイプと呼ばれるデザインが綺麗に残っているのです。約1100店あるセコマの中でもおそらく現存する中で最も古い店舗デザインと言えるでしょう。これを見に行くためだけに札幌から100km以上移動する価値は十分あると思います。
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一般的にはシール貼りとなっている営業案内もこの店では切り抜き文字を貼るスタイルで、これも今となっては他では見ることのない形態。しかし貼り替えていないという事は40年近く24時間営業を維持しているという事になるので驚きです。
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もちろんコンビニなので来店記念にクレープを購入。もう少し買い物したかったところだったので、この店のために朝食の量を抑えるべきだったと若干後悔します。

退店してから15分ほどで帰りのバスがやってきたので再び40分ほどかけて東室蘭駅へ。郊外の住宅地なので他にこれといった名所もないですし…

読み飛ばしここまで

11時ちょうどに東室蘭駅へ到着し、無事に目的も果たせたので札幌方面へ引き返していきます。3時間かけて来たという事は帰りも3時間ほどかかるので……
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苫小牧行きが12時台まで無いものの登別行きがあったのでとりあえずこれに乗車。地味に人生初のH100でした。
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ただワンマン放送がなぜか東室蘭ではなく室蘭始発で設定されており、車窓には貨物ヤードが見えるのに次駅が"母恋"に。

更に2駅目の幌別では追い越すはずの北斗5号が遅れており、最初は5分延と案内されていたものが10分、15分と延びていき……
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結局30分ほど待って通過。列車無線で"運転再開"と言っているのが聞こえてきたのでどこかで抑止を食らっていたようです。
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の・ぼ・り・べ・つと言えば!?
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\いらっしゃいませー、セイコーマートへようこそー!!/

元々40分ほど待ち時間があったはずが15分まで縮んでしまったので徒歩5分のセイコーマートなりた店へ。滞在時間を5分以内に収める必要があったので急いで買い物を済ませ駅へ。
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改札に入ると同時に入線してきたので本当にギリギリでした。そして日中なのでまたしてもH100。
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無事に座席を確保できたので満を持して昼食へ。この黒毛和牛弁当、税抜720円とホットシェフだとしてもかなり高級な部類なのですがホロホロに煮込まれた和牛がなんとも深い味わいで、とてもコンビニの弁当とは思えぬクオリティにお値段以上の価値はあったかと。
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ついでにデザートにティラミス風エクレアも。いや、ティラミスもエクレアも独立したスイーツのはずだが……?
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なお引き返している途中とはいえこの時点ではまだ会場まであと110km程度。「ちょっと出かけてくる」の範囲を余裕で超えてますからね。

ここまででプラレール運転会の模様が一切出ておりませんが長くなってきたので区切りましょう。次は必ず出てきますのでお許しください。

次回へつづく

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