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先日我が家では3両目となるサウンド付き郵便車を手に入れました。…が走らせても肝心のサウンドが全く鳴らないので「壊れているパーツでもあるのかな」と思い分解してみたところ………
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壊れている以前にそもそもピニオンシャフトが無くなっていて全く動作しない状態となっていました。そりゃあ鳴るものも鳴らないわけだ……
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ちなみにこれは正常な車両を分解したもので
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このようにピニオンシャフトが2本取り付けられているのが正しい状態となります。

ただ「直せませんでした」では締まりが悪いですし、せっかく2両分解してしまったので組み立てる前に音が鳴る仕組みを見てみましょう。
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まず車輪が回転する事で取り付けられているピニオンギヤが回り、1本目のシャフトのピニオンギヤに伝達され…
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同じギヤで更に奥にある2本目のシャフトに伝達され、そこに取り付けられている金属製のギヤがバネに当たる事でSLのドラフト音のようなサウンドを出す構造になっているようです。
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ちなみにこの金属ギヤは取付穴が中心からずらされており、シャフトが1周する度にバネへ当たる仕組みとなっているため速度に合わせてドラフト音も変わるようです。

いざ文字に起こしてみるととても単純な仕組みなのですが、全く電源を使わない状態でかなりリアルなサウンドを出すことができるのでギミック付車両としては近年の製品に見劣りしないどころか、耐久性の面では現行製品を超えると言っても過言ではありません。強いて言えばなぜ郵便車が選ばれたのかが謎ですが、そもそも客車であるはずの郵便車が貨車の一種としてラインナップされていたところから話が始まってしまうので……