上武樹脂鉄道振興会

この先、揺れる事がありますのでお気をつけください。

2022年08月

「ゆめくうかん」という言葉を聞いてみなさんは何を連想するでしょうか。ららぽーと新三郷などに保存されている24系「夢空間」か、それとも東京の小松川にあるNゲージのレンタルレイアウトでしょうか。ですが今回取り上げる日本製運転会、通称"ゆめくうかん"はまさにプラレーラーたちの夢を凝縮したような空間。早速初日の模様について書いていきます。

構想自体は去年からあったこの運転会、かねてより主催のともさんより色々な相談を受けていたのですが情勢などの都合で延期が重なってしまったので念願の実現となったわけです。

初日となる7/29(金)は昼頃からの集合だったのでそれに合わせて会場へ向かいます。
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それこそ夢の空間を造りに行くわけですから、最初から翼を生やして気合を入れましょう。
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やってきたのはここ西武新宿線の狭山市駅。ここから徒歩で10分ほどの狭山市市民会館が今回の会場になります。

到着後は黙々と資材を会場に運ぶ作業に徹しましたが、数々の箱に混じって段ボールに包まれた謎の丸い物体が。
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開けてみるとその正体はなんとちゃぶ台。「プラスチックレール汽車はちゃぶ台に載るように設計された」という逸話があるのでそのプラスチックレール汽車を載せるためにともさんが調達してきたようです。ちなみに昭和20年代前半のものだそうで今回一番の骨董品。
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プラスチックレール汽車…より数年前に発売されていたとされるキーストーンも無事ちゃぶ台の上に収まりました。ただアメリカにちゃぶ台は無いはずなのでこれは…おっと、誰か来たようだ……

ただまだ輸送しないといけない資材があるとの事で、到着までの間スタッフたちは会場で待機することに。この間レイアウトの敷設も進められないため……
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ちゃぶ台の上はこんな感じに。よく見ると灯台トンネルやロータリーじょせつしゃセットの並木などとんでもない代物が並べられています。更にはありったけのハウスブロックを積み上げた「タワーマンション」まで……

この後無事にレールと情景部品が全て揃い、スタッフ総出で21時頃まで設営した結果……
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こうなりました。外周はほぼ出来上がったものの内側は全くの手つかずで、平日開催だったため深刻な人手不足であった事が伺えます。手前の新幹線がプラハイウェイをオーバークロスする箇所が一番の見所でしょうか。
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設営の間に先程のハウスブロックを使ってエチゼンさんが組み上げた「積み木ロボット」の首部分。ハウスブロックの説明書に作例として載っていましたが約150個のブロックが必要となるのでまず揃える事から至難の業です。全身まで組みあがる日は果たして来るのか……
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時間も遅くなったのでこの時点で1日目は終了。ここで初めて会場の全景が出てきましたが結構広いんですよねここ。
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夕食は会場近くの中華そば青葉でつけ麺を。あっさりとしていて季節柄ちょうどいいお味でした。

非公開運転会とはいえ1日目でレイアウトが完成しなかった今回、3日間開催とはいえ折り返し地点手前まで来てしまいましたがこの後どうなってしまうのでしょうか。

次回へ続く

前日に1日かけて設営したレイアウトを一般公開する日がやってまいりました。公開と撤収を1日で終えてしまうのは少しもったいない気もしますがこれも運転会の宿命。
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という事で再びやってきた北本市勤労福祉会館。入口にはこのような看板が立てられており、でんしゃ広場に向けられている期待が垣間見れます。
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とりあえずビデオ上映の操作もあるのでプロジェクターから近い高崎駅へ着任。上越・北陸新幹線の分岐駅でもあるのでポイントとストップレールを操作して衝突を起こさないよう調整していきます。あれ、これどっかで見たことがあるぞ……!?
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その合間で撮った写真を何枚か。左手前に映っている新前橋駅から実物通り上越線と両毛線が枝分かれする構造で、右奥に見える115系はまさに両毛線を宇都宮方面へ向かっているところです。
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峠のシェルパの基地である横川駅。前回主に信越本線を担当したと述べましたが、この横川駅は予め砂川さんが設計してくださった通りに組んだものです。奥の高台を走るのが北陸新幹線で、申し訳程度に立ち木を設置することで信越本線より山側を走っている事を主張しています。
え?「何枚か」という割には2枚しかないって?それだけ駅とポイントの操作に追われていたので……
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いきなり昼休みの模様に飛びますが砂川さんと津崎さんと東京とんこつ とんとらへ。第14回でもこの店に入っていますね。相変わらず埼玉ローカルの"東京とんこつ"ですがホロッホロの角煮がなんともたまらない逸品です。
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昼休みから戻って再度高崎駅付近へ。この写真でも高崎線(手前)と宇都宮線(奥)の間を縫うように両毛線が敷かれているのが見えますね。
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碓氷峠はといえば旧線を砂川さんの新作EC40による客車列車が下っており、いよいよ未踏の領域であったアプト時代まで再現されてしまいました。このモジュール自体は以前から登場していましたが、旧線を列車が走るのも初めてな気がするような…?
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一方で新線の方はiwatetuさんの187系が補機なしで通過しており、北陸新幹線が開業していなかった世界線も繰り広げられていました。
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所変わってこちらは六郷線さんのストラクチャとモータートミカによる「国道17号」。鉄道を横目に国道バイパスが通り、その両側をビルやロードサイド店舗がひしめき合う姿はまさに埼玉の道路事情そのものでした。道路の力は偉大です。
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忘れてはいけないのがこの会場のお膝元である北本駅。こじんまりとした造りながらペーパークラフトで再現された駅舎や市役所などのストラクチャが"北本らしさ"を強調しています。スペースの都合で背後にはもう熊谷駅が迫っているのはご愛嬌。

ここまでほぼお客さんも途切れることなく公開は16時半に無事終了、1時間ほど撮影をしつつ車両を徐々に撤収させる流れとなりました。
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車両の撤収がほぼ終わりレール撤去前に撮影した遠景。やはりここでも碓氷峠を遠目にしか撮っておらず、後悔してもしきれません。
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レールを仕分けている図……のはずがあまりの多さに散らかっているようにしか見えませんね… 今回は複数人の資材でレイアウトを組んでおり、レールの種類以外に持ち主ごとに仕分ける作業もあったのですが17時半頃から始めたのに対して19時頃にはほぼ収納が完了しているという驚異的な速さでした。
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会場を後にしてからは「きたもと推奨店」の1つであるステーキのどんへ。このどんハンバーグのデミグラスソースが絶品なので全人類試してみてください。というか何のブログ記事だよこれ。

第14回が3月の開催だったため"きたもと"にしてはかなり短いスパンとなりましたが、「体育館でプラレールを走らせる」というスタッフの誰もが憧れていた(であろう)事が実現したという点ではエポックメイキングな回であったと今でも思います。無論必要なレールも公民館で開催する時とは桁違いに増えますし、それらを搬入して敷く作業も楽とは言い難いものですが、これだけのレイアウトを造れた実績が残っただけに次の機会を頂ければ是非またこの体育館を青いレールで敷き詰めてみたいものです。

ところであなた今回新作の改造車両ってありましたっけ?いや、そんなのないですね……

「今度の"きたもと"は体育館でやります」と主催の砂川さんから予告されたのも今は昔、2か月遅れとなりましたが第15回北本でんしゃ広場の模様について書いていきたいと思います。

まず設営日となる6月18日(土)は朝9時頃に北本市勤労福祉センターへ到着、順次資材を搬入していきます。
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さすが体育館なだけあってまず普段の会場である東部公民館の約2.5倍という広さに圧倒され、資材ケースが相対的に少ないような錯覚に陥ります。……いや普通になんか少ない気がするぞ。

「六郷さんの資材だけないんだけど誰か知らない?」
「というかさっきから六郷さん見てないんだけど……」

と先にやはさんの車で搬入していたはずの六郷線さんの資材どころか本人までいないので連絡したところ、北本市総合福祉センターという別の会場で待機していたと判明。北本駅から会場まで送迎されていたはずの津崎さんもそこにいる事が発覚したので迎えに行きます。
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という事で北本市総合福祉センターに到着、1時間半ほど荷物番をしていたとの事だったので本当にお疲れ様でした… なお会場を間違えたスタッフは計5,6人ほどいたようです。即座に資材を積み込んで勤労福祉センターへ。
この時にわかったのですが北本市って公共施設の数多いんですね…次回は十分注意しましょうか
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で、今度こそ資材と設営スタッフが揃ったのが10時。ここから20時頃の完成を目指してレイアウトを敷いていきます。
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15分の歳月をかけて完成したレイアウトがこちら。会場の広さがよくわかると共に、"いなかのえき"付属の手洗が走る姿(通称"お便所くん")がとても特徴的ですね。…まあ恒例行事というやつです。
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それだけに留まらず今回はレールで「プラレール北本」と文字を書く試みにも挑戦。かつて"プラレールひろばinえびな"で行われていたものをオマージュしたとの事で、確かに体育館でないと真似できないですよね……

…で、一通り儀式が済んだところで今度こそレイアウトの敷設を開始。たださすがの広さだけあって普段のペースでもかなり時間がかかり、午前中の写真を1枚も撮る事ができないまま昼休みへ突入します。
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納車式してもろた後、行くで!!丸亀製麺に!!
トイプラネット桶川店でレールを買い足すついでに隣の丸亀製麺で昼食となりました。ついでにトミカが10台ほど買われていったので本当に納車されています。私も2台納車しました。

戻ってからも黙々とレールを敷き続けるも蒸し暑さも相まって思うようなペースでは進まず、結局完成は目標通り20時前に。この時ばかりは「さすがに疲れた」との声が各所から上がりました。
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それもそのはず、あの体育館全体に行き渡るレイアウトになったのですから。壇上から全景を眺めた時の迫力といったらもう過去に経験した事のない規模です。
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全景写真に注釈を足してみました。上野駅(+山手線)を中心に高崎・宇都宮・常磐の各線へ広がる形となり、近郊区間の全域を網羅する構成となっています。スタッフ達からの強い要望により東武伊勢崎線が華を添えているのも見逃せません。
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車両を並べた時の模様をいくつか。上越新幹線の終端である越後湯沢駅では新幹線を並べての撮影会が行われていました。本線を止めて撮影会とはなんとも豪華な……
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砂川さん持ち込みの碓氷川第三橋梁も無事にレイアウトに組み込まれて碓氷峠を無事に再現…とそこに池谷さんの長電8500系が補機なしで通過していきます。長野電鉄、見ないうちに大きくなったんだねえ。
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こちらは中心となる上野駅を接写したもの。トレインケース12個による高架ホーム+新幹線ホームと街の駅による地平ホームの組み合わせで3層にもなる独特の構造が再現されています。

「そういえばあなた1日なにやってたの?」って話なのですが、高崎駅と信越本線+北陸新幹線(高崎-軽井沢)を担当したものの……
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完成した達成感からか見事に高崎駅と先ほどの碓氷川第三橋梁しか撮っておらず、
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一番の見所を自負している碓氷峠に至っては隅にしか写っていないという体たらく。極力実物の線形に近づけて敷いたり、緩和勾配により上下線で高低差がある点など頑張って再現したのでもし他の方のブログで見かけた際はぜひ注目してみてください(丸投げ)
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20時半頃に解散となった後は各々夕食へ向かい、自分はガストでオムライスを頂いてから自宅へ戻りました。

2日目につづく

前回の記事はこちら

開催から3か月半も経ってしまいましたが、いよいよ第8回鉄道模型広場2日目の模様について書いていきます。某育成シミュレーションゲームで言えば初日(5/4)に実装決定したコパノリッキーが今日実装されたのですからかなりのブランクです。

この日は珍しく早めに起きれたので開場1時間前となる9時に到着。いつもは9時半頃なので割と早いかと。
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ほぼ一番乗りだったので特権として誰もいない会場で全景を撮影。上の放送室からも撮らせて頂いたので俯瞰写真も回収済です。

そのまま公開開始までレイアウト観察へ。これも公開前だからこそ自由にできるものです。
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1000番台さんの新作である「湾岸署」。毎度ストラクチャの完成度には度肝を抜かされています。ただ鉄道模型広場は無事封鎖されずに済んだようで何よりですね。
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この日は5/5のこどもの日という事で「国民的鉄道システムトイ」には打ってつけの日。ただしここはそもそも童心から帰れない大人たちが本気を出したレイアウト展示ですのであしからず。
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公開30分前になって「そうだ!実際にウマ娘走らせた順に変えない!?」とその場でゲームを起動し、練習モードでシミュレーションした結果通りにアクリルスタンドを並び替え。初日と若干配置が異なるのはそのためです。
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来場者からも注目を集めていたなゆほさんのブースの「壁」。少し前の箱には毎回こういう壁のようなタワーを背景にしたレイアウト写真が載ってましたよね。

そうこうしている内に開場時間の10時を迎え、今度は京都・阪神競馬場のG1ファンファーレでゲートが一斉にオープンします。
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ん?
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そのまま会場から数名がコースアウトして東京競馬場へゴールインしてしまったようです。某育成シミュレーションゲームの人気、恐るべし。
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1年前なら日本ダービー以外名前すら知らなかったのに読めてしまう横断幕です。なぜでしょうか。
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初めて来るのに既視感しかない場所です。なぜでしょうか。
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そして目的地の競馬博物館に到着。一部の脱走者は「第二会場」と言い訳をしておりました。企画展は特に何かの周年ではないのになぜか人気を集めている芦毛の怪物、オグリキャップです。
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いやまさか本当に展示するとは思いませんでしたよ。ちゃんと全巻揃えています。
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一応の鉄道要素。誰か名鉄7700系を作って「オグリキャップ里帰り記念号」を再現しませんかね…?(丸投げ)
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他にも様々な展示物を見て回った後にルミエール府中へ戻り、再度会場入りする前に併設のロータスガーデンで昼食を。
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ただし午前中常にサボっていたという訳ではなく適宜スマホからライブ配信経由でレイアウトを眺めており、けーきPに至ってはそれを見て通話で現地へ指示を出していました。運転会にテレワークの概念が持ち込まれた歴史的な瞬間です。

2日目のライブ配信はこちらからアーカイブが観れますのでよければどうぞ↓

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3時間近く経ってようやく会場まで帰ってきました。なお2日目は15時で公開終了なのであと1時間半しか残っていません。
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スタッフ席からしか見れない壁の裏側。こう見るとアニバーサリーアルバムのライト付きひかり号や冒険アスファル島のオーシャンアローなど地味に珍しい車両まで展示されていました。
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ところでこのオレンジ帯の通勤電車は一体なんでしょうかね…
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この復活版と新規金型の快速電車は一体なんでしょうかね……
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これは………といったように最近は「こんなの売ってたかもしれない」な製品風の改造が流行りのようです。1年後までに何か用意したいところですね。
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ラスト1時間は本日2回目のナイトモード。1回目はちょうど昼食中につきライブ配信からリモートで観ていました。
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どのブースも仕組まれた照明が映えるのですが、特にそーなん伸縮ラインさんのブースはテープLEDが張り巡らされている上にアクリル板で重層化されているのでもはやイルミネーションのような光り方。これが入口から2番目のブースなのでお客さんからも特に印象に残りやすかったのではないでしょうか。
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ライト付きステーション2個が目立つなゆほさんのブースの様子。さりげなく奥のエンドレスでもライト付きの0系が走っているのが見えます。
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…ちゃっかりプラレール資料館の宣伝が。右のリンクからも飛べます(勝手に宣伝)
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こちらは知られざる配信ブースの模様。このノートPCと奥のスイッチャー(いずれもまっつーさん所有)でカメラ切替を行っており、ここだけ見るともはや業者にしか見えないですよね……

15時に公開(+配信)終了となり、しばし撤収開始までスタッフの撮影タイムとなります。
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電動プラ汽車…の隣に並ぶ電動プラ汽車のモデルとされているフライッシュマンの流線形機関車を再現したプラレール…の隣に並ぶ電動プラ汽車のモデルとされる車両のモデルであるドイツ国鉄61形を再現したプラレール。61形蒸気機関車はぺこりさんの作品で、流線形機関車は私の今回の新作です。
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雅さんの新作の「佐賀藩 蒸気車雛形」。「佐賀藩が日本最古の運転会なのでは!?」などと適当な事を言い続けていたらついに改造する人が現れてしまいました。少なくとも日本ではもうこれ以上古い車両を作ることができなくなってしまいましたね…
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同じく雅さんの新作である「ブラスモデル風C62」。昔鉄道模型雑誌とかでこういう組立見本が載っているのをよく見た気がします。
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こちらは館長さんの新作「ラピュタの装甲機関車」。まず煙室扉が開いた時点でスタッフ達がざわめき始め、その中の煙管やキャブのメーター類など徹底的に仕込まれたディテールの前ではもはや息をのむ事しかできませんでした。

ここで時間切れとなり撤収作業が始まりますが、例によって手慣れたスタッフ達により即座にレイアウトが解体され、日が暮れる前に資材ケース達と共に埼玉までハイエースされていきます。
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浦和のサイゼで夕飯を取る事となりお疲れ様でしたの乾杯。…あれ、設営日もサイゼに行ってたような……?

もはや恒例行事となった"ふちゅう"、携わるようになり4年が経ちましたがレイアウトの広さと持ち込まれる車両の数には未だ圧倒されることが多いです。今年は改修工事の関係で秋の開催が無いので次回は来年のGWとなるわけですが、次はどのようなレイアウト構成になるのか今から楽しみなところですね。
3か月半記事を放置していたのであと8か月半なんですけどね

「鉄は熱いうちに打て」とはよく言うもので、つい先日参加してきた「第15回プラレールひろばinちゅうおう」の模様をまとめていきたいと思います。記事を放置している運転会が3つほどあるのはどうするんですかね

元から最終日となる3日目だけ参加表明をしていたのですが、約1週間前に世間を騒がせている例の感染症にかかってしまい一旦は泣く泣く欠席連絡を入れる事態に。ただ隔離期間が前日までであった事に加えてありがたくも許可を頂けた事で前日の夜8時に再び参加が決定する流れとなりました。隔離期間終了4時間前の話だったので本当にギリギリです。
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…で、参加が確定して即以前製作したEF65のエラー修正を。台風が通過した直後の塗装は湿度の面で無謀すぎるので皆さんマネしないでくださいね。
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ということで翌日は早朝から和さんに"ハイエース"されて一路静岡へ。例によって八王子JCT付近だけは渋滞にはまりましたがそれ以外は概ね順調。
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高速道路へ乗る前に寄ったセブンイレブンで買ったお茶は静岡茶を使用。よしよし、故郷までちゃんと連れて帰ってやるからな。
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途中御殿場付近で濃霧に遭遇するもかなり流れはよく、藤枝岡部ICで新東名を降りて藤枝バイパスを順調に進み
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…ませんでした。これ明らかに片側一車線で捌く交通量じゃないです。3秒後には4車線化が完了してもらいたいレベル。

…で、10時頃に着く予定でいたのが結局10時半になったものの会場の島田市こども館へ到着。
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"ちゅうおう"へ参加するのは今回がまだ2回目でしたが3年ぶりのこども館はなぜか実家のような安心感。これは車両基地付近を撮影したものです。
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うーん、これはなんでしょうか。
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入口付近には恒例の大鐡ゾーンが繰り広げられており、地元なだけに来場者からもかなりの注目を集めていました。手前を走る客車列車はトーマス号……に見せかけて実は両端がELというオチ。
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さっきからレイアウト各地で目に付くハウスブロックですが、高架駅の前ではなんとスターハウスとして建てられていました。これは公式の作例にも無かったので今後も積極的に採用される事が期待されますね。
え?なんで70年代の絶版品のはずのハウスブロックがこんなにあるかって?まあそれにはちょっとした事情がね……

最終日とはいえ日曜だったのでお客さんの入りもかなりよく、特に小さなお子様方はレイアウトを駆け抜ける車両たちに目を光らせます。
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「おーっ、こんどはなんだぁー!?」
「………………」
とスーパー雷鳥の完成度の高さに圧倒されていた模様です。
え?あの子たちが生まれる前に廃止されたから知らないだけ?まさかそんな事……
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そのスーパー雷鳥が通過していった駅では貨物ホームが青流さんの貨車とコンテナ群で埋め尽くされていました。そこに青ガマさん製作の都営6500形が甲種輸送というタイムリーなネタで登場。

!!
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12:22 《現在地》

道は……
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続いていた!!
…と毎回恒例の「山」も無事に建立されていました。前回(19年)頃からやたら山の尾根や平場にこだわるスタッフが増えたとの話だったのですが……いやなんででしょうかね。
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なお今回は計3台のIRコントローラーが使用されており、これらで速度調整や列車待避などを行う事でストップレールを使わずに上下線各3本の同時走行を実現していました。プラレール運転会にもついにデジタライゼーションのフェーズがコミットされたようで、将来的なイニシアチブのスキームをフィックスするソリューションとなりうるイノベーションであると言えるでしょう。
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12時頃から交代で昼休みを取るようになり自分は後発組へ回ったのですが、その特権こそがこの全景撮影です。さすがに昼時だとお客さんもあまりいらっしゃらないのでここぞとばかりにレイアウトを記録しておきます。

その後一旦昼休みに入り13時半頃から再び会場へ。
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SUSHI・GEISHA・MT.FUJI・PLARAIL
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前日ようやく本完成したEF65を流し撮り。お子様方がスマホでレイアウトを熱心に撮影する微笑ましい光景がよく見られましたが、残念ながらゆくゆくはこういう結果になります。
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窓際には往復シャーシ専用のレイアウトも別で敷かれていて、往復機能の持つ可能性の高さを伺うことができました。話によれば最初はモーターを強化したリニアが走っていたものの、すぐオーバーヒートするので早々に離脱してしまったようで……
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ところでスタッフの方々と読み合わせるために"いなかのえき"で発行した既刊を持ち込んでいたのですが、偶然にも記事になったコンテナ貨車一式が揃っていたので"聖地巡礼"。この「樹脂鉄道趣味」を発行したのが3年前、ちょうど第14回の最中だったので時代の流れを感じます。

ちなみに委託先でまだ通販やっていますのでもしご興味があればぜひ……
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デジタライゼーションの波はここにもありました。第8回鉄道模型広場で本格採用されたデジタルフォトフレームによるモニターが"ちゅうおう"でも登場。比較的安価で手に入るようになったので他の運転会でも是非いかがですか?(ステマ)

そして15時に一般公開が終了、1時間ほど撮影タイムを設けたのちに撤収の段取りとなりました。
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これは大鐡レイアウトの中心となる新金谷駅舎。パシフィックさんの作品だそうです。結局今回も大鐡には乗れず仕舞いだったので来年こそ実物を拝みたいところですね。
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そして忘れてはいけないのが1000番台さんの力作である「島田市立中央児童センター」。最初はここで開催していたので"inちゅうおう"と呼ばれているそうです。その頃はまだ「プラレールですごい事やっている人がいるんだなあ」くらいに遠くから見ていたはずなのですが……

なお撤収作業は例により人海戦術によって凄まじいペースで進み、資材ケースの収納まで完了したのち19時頃に解散。もう飲食店はどこも満席な時間帯でしたが、スタッフたちの希望多数により…
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一番人気の「炭焼きレストランさわやか」が選ばれました。1時間半待ちならよくある話なのですが、実は東京方面へのリミット電が21時40分と割とギリギリな状況。
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20時45分頃に入店し、さっそくカンパイドリンク(コーラ)で成功を祝い乾杯。
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げんこつハンバーグを食べずに静岡に来たといえるだろうか(反語表現)。濃厚なデミグラスソースに包まれたジューシーかつこってりとしたハンバーグが実にさわやかな風味を作り出す逸品です。
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そして主催であるはずの雅さんに無理を言って島田駅まで送ってもらい、無事リミット電へ乗車。なお全員の切符が買い揃ったのは発車3分前でした。
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静岡駅で六郷線さんと「高崎線だ!!」「両毛線だ!!」とはしゃぎながら撮った211系のLL編成。高架駅に211系だともう前橋駅にしか見えないんですよね……
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ヤッパシンカンセンダッタンジャナイスカネーからの……
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シンカンセンスゴイカタイアイスというよくばりコンボ。指定券をケチった分はちゃんと食費に還元します。

この後無事に最寄り駅に到着し、弾丸の"ちゅうおう"遠征が終了しました。前述の通り行けるか行けないかの瀬戸際ながらお誘い頂いた事から始まり、様々な方のご協力あってこの遠征が実現したので感謝し尽せないばかりです。この場をお借りしお礼申し上げます。

で、"ふちゅう"と"きたもと"と"ゆめくうかん"の記事はいつ書くかって?まあそれは追い追い……

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