上武樹脂鉄道振興会

この先、揺れる事がありますのでお気をつけください。

2022年05月

予めお断りすると前回よりもだいぶ写真の枚数が減ります。理由については後述します。

という事で設営を無事に終え朝3時就寝を経て迎えた2日目、ついに完成させたレイアウトでダイヤ通りに車両を走らせる日を迎えました。

とはいえ会場の前に必ず寄らなければいけない場所があります。県民活動センターからわずか2kmの…
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そうですね、セイコーマート伊奈大針店です。なお「運転会参加者と遭遇するのでは」と期待した結果がしみやさん、じょーがさきABCさん、乾パンさんのお三方と入口で遭遇し、住宅地の外れのコンビニで日曜の朝から行列を作る有様となりました。

1日目同様に10時が集合時間でしたが9時過ぎにはもう会場へ到着。
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「コバトンなのに上からの図が無い」と思ったそこのあなた、Twitterの見すぎですよ。
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集合時間までの間に東北本線に車両を走らせるための工事を施工、往復レールで仙台-利府の列車が走れるようにしました。
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こちらが仙台駅在来線ホームの全景。2000年代の世界線と2010年代の世界線が交互に並んでいます。
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上野新幹線第一運転所(現・東京新幹線車両センター)で一斉に並ぶE2系(J編成)とE3系。これには理由があり、形式ごとに指定された区間で速度測定を行い各車両がダイヤに乗れるかを確認するためです。確かに万が一ギヤが割れるなどして速度が落ちてしまうとダイヤ乱れの原因になりかねないですからね…

ちなみに午前10時の集合時間からの作業がまさにこの速度測定で、私が担当したのはE2系(N編成)とE7の2車種、試験区間は北陸新幹線軽井沢-長野でした。

ここで午前の部が終了、お昼休みとなりました。
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セコマで仕入れたビタミンカステーラを食べましたが、コーラも一緒に飲んだので満腹度は25ではなく32回復。…ハイ、「新・北海道4000km」での話です。

14時前になりいよいよダイヤ運転の時間に。まず3回あるうちの練習ダイヤから。

【練習ダイヤ】
・担当:軽井沢駅(上下)
・本数:下り12本/上り12本
・通過列車:あり
・退避列車:なし
・当駅始発:あり
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「初見だから」という理由で志願して配置された軽井沢駅、退避線こそあるもののダイヤをよく見たら副本線から発着する列車は下り1本のみで棒線駅同然の超イージーモードとなっていました。駅の上に置かれているのが「列車番号シール」で、唯一の当駅始発かつ唯一副本線から発車するあさま699号(8699E)に貼る予定のものです。

要点をまとめると
・本数の少なさと形式が1車種のみのため全体を通して平和
・両隣の駅(高崎と上田)から近いので交信も全く支障なし
・停車時分に余裕があるので多少の遅れは挽回可能
・下り始発のあさま699号のみポイント切替+転線+方向転換を同時に行うので若干慌ただしい

といった状況で、下り最終(525E)が長野駅に定着すると一足先に拍手喝采となる余裕ぶり。東京駅の方から「まだ終わってねぇよ!!」と悲鳴が聞こえてきたような気もしますが。

なお寝ぼけて時刻表を読み違えた結果あさま562号(562E)を確認せずに発車させたのは私です、大変申し訳ございませんでした。

【本番ダイヤ】
・担当:軽井沢駅(上下)
・本数:下り18本/上り18本
・通過列車:あり
・退避列車:なし
・当駅始発:あり
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※軽井沢駅付近の通路が狭く、すれ違いにも支障が出るので余裕のある千曲川へ身を潜めていた時の写真です
文字通りここからが本番で本数も増えますが、よく見るとやはり下り始発以外は全て本線を発着。これなら平和な1日を過ごせそうです。
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そういえば練習ダイヤと本番ダイヤでは深夜に保守車両が走るダイヤも設定されており、北陸新幹線では高崎-長野を確認車が1往復するようになっていました。1日目に並んでいた保線車両もやはりこの"保車ダイヤ"で走らせるためのもの。

こちらの方は
・基本的に練習ダイヤと変わらず至って平和
・他線も比較的平和な様子で練習ダイヤで聞こえた阿鼻叫喚もほぼなし
・仙台までの団体臨時列車(9690E/9691E)が1往復設定されるも同じE7系なので物珍しさが全くなし

という事で本番の方も完璧と言っても過言ではない出来栄えで終えることができました。慣れていない方は是非北陸新幹線を志望しましょう。

ここで一旦休憩…と並行して次の「はやこまダイヤ」に合わせるべく北陸新幹線の短縮(長野-上越妙高)や車両の入れ替え(E6系→E3系・E7系→E2系など)が行われましたが、「なら"こっちも"合わせないといけない」という事で…
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ちゃんと高架化されていたはずの新潟駅在来線ホームも時代に合わせて地上化されてしまいました。合わせて車両も2010年代前半までのものに全て差し替えられましたが、新潟駅以外でも最近の車両はきれいさっぱり撤去されています。
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新幹線運転会で在来線しか映っていない風景写真を撮るとはこれいかに。

【はやこまダイヤ】
・担当:新白河駅(下り)
・本数:31本
・通過列車:あり
・退避列車:あり
・当駅始発:なし
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最後のはやこまダイヤでは担当変えを行う事となり、当初「次はちょっと挑戦してみよう」と高崎駅で希望を出そうとするも希望者多数のため「じゃあ東北で」と新白河駅を志願。しかし着任するや否や上り線担当のなゆほさんから告げられたのは「ここ楽っすよ」の一言。確かに本数は増え退避列車こそあるものの、下り線のみの操作な上に2/3が通過列車という停車本数の少なさも相まって難なくこなせそうな予感が。

結果起きた事としては
・上下線両方を担当するよりは感覚的にだいぶ負担が少ない
・7時台から9時台に5本連続通過があり指差し確認の回数の方が多いくらい
・那須塩原駅との距離があり交信で支障が出る場面あり
・1本目の通過列車を見届けた際「郡山駅さん、51B新白河通過、定時……えっ回送!?」と列車番号が貼られていないのを見つけるもどうする事もできず
・「郡山駅さん、9531B新白河通過、定…ア!!!これ新白河停車でした!!!」と無事に誤通過させてしまい郡山駅の場内で20分も本線停車させる失態を起こす
・昼過ぎにダイヤ乱れが起きた結果「那須塩原駅さん、これ列番なんすか!?」と何度も聞く事案が発生
・一時期2時間延になっていたダイヤが19時頃にはなぜか元に戻る
20時過ぎに上りホームが突如崩落し終車間際に30分延が起こる

といった感じで一番ハプニングが多かった回な印象を受けました。1件はお前が起こしたんだろうが

なお3回ともに言える事ですがダイヤ運転中は(難易度の低い駅でも)カメラを構える余裕は全くといっていいほど無く、これが今回写真が少ない理由となっています。各所で定点カメラが設置されていたのにも納得です。

こうして18時前に全ての運転を終えますが、21時半に完全撤収という期限が差し迫っていたので惜しむ余裕もなく撤収作業が始まります。
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撤収もレイアウト解体ではなく車両整理の方へ回ったのでやはりレールを触る機会はほぼ無しに。机の上に所狭しと車両が並ぶ姿に「警察の押収品」「リサイクルショップの買取査定」と言いたい放題の状況で電池を外し、持ち主ごとに仕分ける作業が続けられました。まあハードオフの店内BGMを流した犯人は私なのですが。

撤収作業は21時前に完了し、"鉄道島"特有の三本締めの後に解散となりました。
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これまで「プラレール運転会」といえばレイアウトを完成させる事が一番の目標であり、一般公開中はだいたいお客さんと触れ合いながら車両をまったりと眺める程度が普通であったところ、
朝から晩まで徹底して「いかに滞りなくに走らせるか」という目標に向けて神経を集中させる感覚がとても新鮮であり、自分の中での「プラレール運転会」に対する価値観を変える契機となりました。もしかすると「プラレールを走らせる」という事に人生で最も真剣になれた瞬間であったかもしれません。

初参加という事もあり不慣れな場面も多々あったかと思いますが、参加された皆様、そしてこの運転会に誘ってくださった団長を始めとする天通団の皆様、本当にありがとうございました。

最後に今回のダイヤ運転で起こしたミス2件について原因分析を行いましたので、それぞれ
以下の通り報告いたします。
[事象]
当駅始発列車で30秒の延発が発生
[原因分析]
列車番号シールを台紙から剥がす作業に時間を要したため
[対策]
シールを台紙から剥がしやすい状態で予めセットする

[事象]
時刻表の読み間違いによる誤通過
[原因分析]
3時間睡眠で参加し、極度の睡眠不足から集中力が散漫になっていたため
[対策]
ダイヤ運転会前日の睡眠の徹底
[備考]
そら(3時間睡眠で行ったら)そうよ

鉄道模型広場の興奮冷めやらぬ先週末、今度は天通団さん主催の「東日本新幹線運転会」にお呼び頂いていたのでその時の模様について書いていきたいと思います。実は去年の「相鉄直通&湘南新宿運転会」あたりからお誘いを頂いていたのですが、毎回これとか何かしらと被って行けていなかったんですよね…

会場の埼玉県県民活動センター(以下けんかつ)10時集合と案内されたので少し余裕を持たせて会場入り、ちなみにセイコーマート伊奈大針店から2kmに位置していたのでもちろん事前に寄りました。

最初に説明を受け、資材を搬入し、荘厳なる起工式を経てAからEの工区に分かれてレイアウトを設営する事となっていましたが、天通団の団長であるじょーがさきABCさんより

「君たち改造はできるよね?」
「え?」

と改造プラレーラー達でまとめて「加工班」なる職務を命じられ、控室で駅名標や停止位置目標などといった小道具の制作に徹していました。珍しくレール1本触れずに午前中を終えます。
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昼過ぎに中のレストランで昼食。銀座ライオンらしくビールが欲しくなる味のカツカレーでしたがさすがにそうするわけはいかず。
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加工作業を終えて15時頃に会場へ戻った時には新幹線のレイアウトが完成し、あとは在来線駅を設置するのみという状態に(写真は那須塩原駅)。ちなみに加工の次のお仕事がまさにこの在来線駅の設営で、仙台駅や高崎駅や熊谷駅をちまちまと手伝っておりました。

そこそこにレール敷設も終わったところで持ち込んだ車両(※ほぼ在来線用)を並べようとしたところ山形車両センターに乾パンさん制作のEF71が止まっており、ちょうど手元に用途未定の50系があった結果…
「その50系、EF71と繋げてもいいですか!?」
「いやー、機関車持ってきてないので嬉しいです!!」

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こうして1435mmに改軌された奥羽本線を1067mmへ戻すレギュレーション違反に加担、ただ団員の皆様からのウケは良かったような記憶がするので許してください。
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なお普通列車はその後新白河駅で発見されました。きっとフリーゲージトレインなのでしょう。
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その新白河駅の在来線ホームには中線を分断する通称「白河の関」が再現されており701系とE531系が実物通り顔合わせしていました。実物はあまり好きではないですがこの再現度の高さはとても大好きです。
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お隣の郡山駅では通過線も含め全線が埋まっていました。普段参加する運転会で新幹線の活躍が少ない事が多いので新鮮な光景かつとても壮観です。…なぜ通過線が上下とも止まっているのかは触れないでおきましょう。
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こちらはこちらで4線中3線でで縦列停車となかなかの状況になっていた高崎駅。E4系の分割併合があった関係でダイヤ上も縦列停車が設定されていましたが、E7系とだと20両編成になりますね…
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上野駅のみ地下駅のためかホームの屋根が取り払われてグレーのテーブルクロスが敷かれていました。なぜか遠くからも一目で上野駅だとわかってしまう非常に秀逸な表現法だと思います。

更に先、起点となる東京駅に隣接して路線全体を管理する総合指令が設置されていましたが……
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えっ、これ本当にプラレール運転会なんですか……?
と脱帽する本格的なカメラやモニター等の装備が。写っていませんが手前には各地域の輸送指令と通信するための「鉄道電話」まで敷かれており、管理するのがプラレールである点を除けは本物と遜色ないように見えます。ダイヤ運転会恐るべし。

来た道(実物換算100km)を戻りまた高崎駅を覗くと……
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さっきはいなかった車両たちがいますね……
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と駅の先端ではオオウラさん制作の保守用車による撮影会が行われていました。本線に各種保線用車を止めて撮影とはなんとも豪華な…… ちなみにこれだけの保守用車が揃っている理由は2日目でわかる事となります。
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また東京方へ戻りますが大宮駅の手前には上越新幹線には欠かせない(+けんかつへのアクセス手段)ニューシャトルも用意されていましたが、それを少しだけ高崎方へ延長する事に。ブロック橋脚が足りないので補給を要請していた間は気功を使ってレールを宙に浮かせます。
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こうして無事に延伸工事は完了。より内宿駅らしくなりました。

19時半頃からいよいよ「フリー運転」と称して新幹線を走らせる事に。1回目は高崎駅(東京方)、2回目は熊谷駅を担当しましたが

・ダイヤ設定はなし
・停車時間は各駅の采配
・分岐操作も分岐駅の采配


と文字通り「フリー」なので案の定捌ききれず上り線が徐々に詰まっていく現象が発生。よって東北・上越の各線が合流する大宮駅はもちろんの事、その1駅手前の熊谷駅と宇都宮駅も大宮駅の在線状況を見張りながら高崎/那須塩原方面からの列車を捌くためかなりの難易度となっていました。いずれも1人配置は厳しいという意見が出たので帰宅後団長へ増員要求が送られる事となります。

なおフリーだったのはダイヤ設定に限らず、
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このように閉塞からフリーな確認車がやってきたり、組成がフリーな「つばさ+こまち」「やまびこ+やまびこ」のような編成が来たり、軌間がフリーな寝台特急あけぼのなど在来線車両がやってきたりと極めてカオスな状況へ。高崎駅時代はまだ余裕があったのでゲラゲラ笑いながら「上越下り、D51入線でーす!」などの謎業務連絡が飛び交う結果になりました。

21時に全ての予定が終了して解散となり、
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途中で美味しいラーメンを見つけたのでここで夕飯。太くて強くてまっすぐなので仕方ないですね。

フリー運転の結果を受けて帰宅後は過去のダイヤ運転動画を見返しながらダイヤグラムなどの各種資料を読み込みました。ちゃんと予習しろよという話なのですが。

2日目へつづく

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15年ほど前から発売されているEF65のプラレール、車体が長めな事から切り詰める改造が定番となっており自分もいつかやってみようと思っていたのですが、先日開催された鉄道模型広場inルミエールのメインテーマが「府中市と周辺エリアの鉄道」になったので「じゃあ武蔵野線の貨物だな!!」という事でいよいよ改造する事を決断したわけです。それ要するにパクりって事ですよね

ただいくらギミックの都合とはいえそこまで長いという印象は……
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いや、意外と長いなこれ……

という事で始めていきましょう。

基本的には先駆者の皆様の製法を踏襲しますが、前から2番目のルーバーに相当する部分を切除します。確かにこのモニター部分を伸ばす形で延長されているのでここで切り詰めれば自然なプロポーションになるんですよね。
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別にカットモデルを作る事が目的ではないですからね。
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こうして長さはいわゆる"でんしゃ台車"に合うようになりましたが、爪の位置は調整が必要となります。前後を入れ替えるほどの技術は無いので足りない部分はプラ板で補う事で対処。同時にこの時点で1枚余分となるルーバーと明り取り窓を埋めて左右対称になるようにします。
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また種車では前部に連結器を取り付けるためスカートに欠き取りがありますが、今回連結器は必要ないのでこの部分はプラ板で塞ぐ事に。更にディテールアップのために一旦元のジャンパ栓(KE70HD?)は削り取り、またC12から剥ぎ取ったダミーの自連を取り付けました。

ディテールアップはこれだけでは終わらず
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・避雷器の取り付け
・列車無線アンテナの取り付け(0.5mmプラ板+2mm丸棒)
・スノープラウの取り付け(東海型急行電車より流用)
・スカートへのステップ取り付け(1.2mmプラ板)
・ジャンパ栓受けの取り付け(コトブキヤの丸ノズルを裏返して使用)

が施工内容となりました。なお避雷器はちょうどいい太さのプラ棒が手元に無かったので自連のドナーであるC12のネジ棒から加工する形で対処。流行りの再生可能エネルギーというやつですね(?)
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車体加工が終わったので早速捨てサフを吹いた上で残るキズや凹みを微調整していきます。この写真だとルーバー部と車体裾に瓶サフが塗られているのがおわかりになるでしょうか。
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更に紙やすりで表面を整えて平らに。実車の全般検査でもこんな光景を見た事があるような…

この後もう1回サーフェイサーを吹いて水研ぎを済ませた後に塗装に入りましたが…
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思っていたより色が暗い上にHゴムの色差しも盛大にミスってしまい納得のいかない仕上がりに。 この時すでに鉄道模型広場まであと4日という状況でしたが、一旦全てうすめ液で落として再塗装する事を決断。

ただし塗料を落とすと当然溶剤を使うものは全て溶けるのでサーフェイサーもきれいさっぱりなくなります。表面処理は得意ではないので泣きながら同じ作業の繰り返し。
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ようやくクリーム色と青色を塗装し、グレー色用のマスキングまで戻ってきた時の図。ここまで2日かかってしまいました。
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ここで避雷器もグレーに塗りたいので周囲に細いマスキングテープを重ね貼り。エアブラシならこれでも塗料が漏れる事はありません。
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前回盛大に失敗したHゴムも塗装で仕上げた結果がこちら。この後ナンバーとJRマーク(Nゲージ用のインレタを使用)を取り付けて完成としました。
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久しぶりの改造にしてはまあまあ仕上がったのではないでしょうか。これでも製品のEF81(実車は18m級)と比べると若干長い(実車は16m級)ですが、コンテナ貨車とほぼ同じ長さになったので違和感はなくなった気がします。
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以前制作した海上コンテナと組み合わせた図。この2つがあれば4072レ/4073レが再現できるようになるので組める編成の幅が広がりますね。

…ただ実を言えばこの段階でエラーが1箇所あり、本来貨物機なら黒色であるはずの屋根が車体色の青になっているんですよね…(西日本車や貨物で唯一青色な2139号機を参考にしたのが敗因) ここはそのうち直しておきましょう………

前回の記事はこちら

前日に無事設営を終えて迎えた公開1日目、前回某育成シミュレーションゲームのプレイ中に寝落ちした後に起きたものの無事に学習した結果、またしても寝落ちからの起床と相成りました。
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会場到着後、まずは掲示板に貼られているポスターとご対面。いざポスターが掲示されるようなイベントのスタッフになると思うと緊張するものですね。

まずは開場前に前日で見切れなかったところを見ていきましょう。
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まず入口ではキルト作品でコラボしてくださっているキルトサークル☆ウルさんによるコラボレイアウトが今回も登場。"すし特急おまち"の貨車の方が活躍しているレイアウトも珍しい……ような気が?
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前回初登場だったリットン調査団が今度は砂川ブースのキハ22系の元へ。調査しているのはレールの型番なのか下回りの刻印なのか、気になるところです。
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こちらも同じく砂川ブースの国鉄民営化エリアで、各社発足直後の特急車両が一斉に走るという構成。このうちJR四国代表として2000系を出展させて頂きましたがお察しの通りこれなんですよね……
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飛んでこちらはけーきさんのモジュールの一幕より。個人的にはこの京王線武蔵野台駅と西武多摩川線白糸台駅が乗り換えできそうで微妙に離れている点が再現されていたのがかなり印象的でした。

そして午前10時ちょうど、東京競馬場のG1ファンファーレと共に公開がスタート、無事に出遅れは回避する事となりました。

・・・で、一旦ここで写真が途切れます。理由は簡単で午前中はライブ配信のセッティングや動作確認の方へ回っており、ほぼ会場中央の配信ブース周辺にいたからです。このライブ配信の実現には第14回北本でんしゃ広場での定点カメラでも大活躍であったまっつーさんの協力がとても大きく、直前で立案した企画にもかかわらず尽力して頂き感謝の念しかありません。
許してくれ、許してくれ

なお1日目のアーカイブは以下のURLよりそれぞれ観ることができますので、もしよろしければ是非一度ご覧ください↓
[パート1]

[パート2]

[パート3]

そして秒速で午前中が終わりかけた12時前、これまた事前から仕込んでいた企画のためにともちんさんと雅さんとの3人で一旦会場の外へ。
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初日の模様でも登場した某育成シミュレーションゲームではおなじみのアングル。他にもここで記念撮影をする通行人を複数回見かけており、累計1400万ダウンロード超えの影響力を実感します。
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目的地はここ、モランボン本店です。焼肉のたれ等の調味料の販売でも有名な企業ですが、その更に母体となるさくらコマースは競走馬を保有している事で知られており、その内某育成シミュレーションゲームではサクラチヨノオー・サクラバクシンオー・サクラローレルが実装されています。……えぇ、だからこそ今回の昼食にこのお店のお弁当を選んだわけなのですが。
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計10食のお弁当を受け取って再び会場へ。高級なお店なだけあって入店時にお弁当が黒塗りの台車の上で用意されており、その姿にかなりビビりながら会計を済ませました。
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今回注文したのは仙台牛ハンバーグ弁当で、キムチやナムルもこれだけ入っていながらお値段1000円だったので非常に高いコスパでした。「なんで焼肉屋なのにハンバーグなの?」とツッコまれてしまいそうですが、それこそ焼肉屋のハンバーグというものを食べてみたかったのと某育成シミュレーションゲームでもハンバーグがアイテムとして登場していたので……

・・・・・・そろそろ運転会の方へ戻りましょう。
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こちらは砂川さんのブースで撮影した"貨物輸送の高速化"エリア。汐留駅をモチーフにした操車場との事でしたが、多種多様な貨車が連なる姿はまさにヤード中継輸送時代全盛期を想起させます。
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その背後の高架線では雅さんのC10と砂川さんの22000系による客車列車が。電化前の京阪神間でC10牽引の快速列車が実際に走っていたようなので、高架線との組み合わせも実物さながらという事に。
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先程の操車場の奥に建物が1つ見えていたと思いますが、これの正体が1000番台さん制作の交通博物館。もう閉館してから16年も経ったと思うと時代の流れを感じざるを得ませんが、未だに神田と言えば交通博物館を想像される方も多いのではないでしょうか。
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だ、だぁれ君は!?(クソデカ大声)

池谷さんのブースにはもはや恒例となったトミカの街の事なら何でも知ってる天才コンピューターロボット、ドクトルトミカの姿も。初めて観たトミカビデオに登場していたのでまさにどストライクな世代です。
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トミプさんによるトミカタウンを外側と内側の双方から。それこそトミカ・プラレールビデオで観た一面に敷き詰められたトミカタウンの街が目の前で繰り広げられているわけですから、なんとも贅沢な空間ですよね……

そして鉄道模型広場で外す事ができないのが会場の照明を落とすナイトゾーン。1回目は買い出しの途中でほぼ見れませんでしたが、16時からの2回目は記録に残すことができたのでその模様を少々・・・・・・
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先程のトミプさんのブースも夜になるとこの通り様変わり。駅の照明もそうですが道路の街灯が更に夜景らしさを醸し出していました。
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こちらは砂川さんのブース。2つのタワーを繋ぐリニアモーターカーがライトアップされているのが未来の鉄道らしさを表わすいいアクセントになっていますよね(語彙力)
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福遠さんのブースでも駅などのストラクチャを中心に照明がふんだんに使われており、その中でもやはり東芝の事業所が謎の存在感を出していました。これぞ府中の夜と言うべき光景でしょうか。
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車両に目を向けると一際目立っていたのがリョウさんによるマルチプルタイタンパーで、実物通り点滅しながら往復走行するという実車さながらの走り方にスタッフもお客さんも釘付けになっていました。

こうして無事17時に公開終了を迎え、それ以降は各スタッフの撮影タイムへ。
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今回撮影したのはこの1枚、交通博物館閉館直前に万世橋で24系の展示を行った模様を再現した時のものです。今となっては冗談と取られかねない光景ですが、当時は本当に交通博物館の横まで展示車両を持ってきていたんですよね……

一応会場は20時まで開く予定となっていましたが、世間はゴールデンウィークなので夕飯の確保が困難となるのも時間の問題。早々に会場を後にして多摩センター近くのしゃぶ葉へ滑り込みました。
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既に左端のせいろの高さから嫌な予感しかしません。最初からソフトクリームを持ってくるのも普通ではありませんが恒例行事なので外すという選択肢はなし。
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そして案の定こうなりました。もはやしゃぶしゃぶもすき焼きも肉しか見えません。これには隣のテーブルからも「ねぇ、しゃぶしゃぶって何か知ってる?」などとても好評な様子でした。
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そしてデザートにはこれまたお決まりのワッフル。生地をアイロンで挟んで焼く姿がレジンキャストにとても似ているため「複製」や「ガレージキット」と呼ばれ愛されています。
呼び方自体はかなり遊んでいますがちゃんと普通に作って食べていますからね?

今回かなり話が脱線している気がしますが2日目は果たして大丈夫なのでしょうか…?

次回に続く

つい一昨日無事に全日程を終えた第8回鉄道模型広場 in ルミエールですが、この連休中に可能な限り記事にまとめていきたいと思います。あれ?第7回の記事を第8回設営日に完結させたのって誰でしたっけ? 

いつも通りなぜか寝不足の状態で迎えた設営日、今回は資材輸送を和さんにお願いする事となったため砂川さんと共に昼前あたりから"ハイエース"される形で会場方面へ。
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・・・でいきなり出てくるのが埼玉県が誇るファミリー食堂"山田うどん"の写真。「うどんが食べたい」という意見と経由地で他にうどん屋が見つからなかったので「やっぱ埼玉県民なら"だうどん"だよな!!」とここが選ばれました。
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かき揚げ丼Aセット(冷やしたぬきうどん)で710円。このガッツリとしたボリュームこそが"ファミリー食堂"たる所以なのだと思います。実際家族連れも多かったですし。

・・・またグルメ記事に化ける前に本題へ戻りましょう。
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山田うどんを後にして更に一般道を進み、14時前には東京都へ。会場であるルミエール府中には14時半頃に到着し、唯一未着工となっていた砂川さんのブースを怒涛の勢いで設営したところ逆に1番早く完成してしまうという事案が発生する結果に。
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入口のホワイトボードにも設営中である旨の案内が書かれていました。ウオッカといえば東京競馬場に像が飾られている事で有名なので確かにウマ娘も府中要素ですよね……

・・・で、完成した砂川さんのブースがこちらになります。
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今回のメインテーマは「府中市と多摩エリアの鉄道」でしたが、それとは別に「鉄道150周年」がテーマとなりました。「陸蒸気からリニアまで」と銘打った博物館の企画展示風のレイアウトで、明治期の蒸気機関車から動力近代化・国鉄民営化などを経てリニアモーターカーまでを年表のように順に並べる形の構成との事でした。確かに鉄道博物館などの模型レイアウトを見ているかのような感覚で、かつ"北本でんしゃ広場"とも一風変わった印象を受けます。
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注目すべき(というよりしてほしい)点はモニターを使用した展示車両のスライド紹介が導入された事で、より博物館らしさを演出していたアイテムになったと思います。私事ですが今回このスライド作成やモニター機材の調達など事前準備で携わらせて頂きました。決して事前に何もしていなかったわけじゃないですからね
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こちらはそのお隣となる池谷さんのモジュール。今回は"げんかいトミカ博"の皆様も参加されていたとの事で、毎度圧巻の密度を魅せてくれていたトミカタウンもより一層パワーアップして登場。個人的には奥で並走する小田急多摩線と京王相模原線が実物通り微妙に離されているのがかなりツボにきました。
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一方こちらは入口付近、長大ストレートと多彩なストラクチャーのコントラストが特徴な福遠さんのモジュール。メインテーマに合わせ京王電鉄を前面に押し出し、立体交差化工事なども再現したレイアウトとの事でしたが……
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サイゲームス!!!(クソデカボイス)

という事で競馬場で出走していたのは未だ人気を誇るウマ娘達でした。なお前回は1か所しかなかった競馬場が今回は計3か所で開催されており、東京競馬場のお膝元と言えどもかなりの影響があった事が伺えます。
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そして府中らしい情景として"東芝府中事業所"が登場、製作者は前回空港モジュールでスタッフ達を沸かせた六郷線さんでした。競馬場と東芝、この2つ無くしてどう府中を表現できるでしょうか(反語表現)
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その隣、出口付近の舞台ステージを飾るのは黒江さんのモジュール。やはり正統派に京王電鉄をメインに据えたレイアウト…に見せかけてスーパーレールやHOゲージなど独自性も魅せており、翌日以降の公開中は退出前のお客さんからの注目を集めていました。
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また今回はトミプさんと1000番台さんによる合体モジュールも登場、まずトミプさんのエリアではトミカタウンを基調としつつも私鉄や路面電車などで都会の風景をトータルで表現。レイアウト上をモータートミカが縦横に走り抜ける姿が印象的でした。
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以前から府中周辺のストラクチャに定評のあった1000番台さんのエリアでは今回も府中駅舎が登場、トミカタウンの歩道橋によるペデストリアンデッキやブロックビルによる"さくら食品館"といい、特に鉄道模型広場のスタッフにはどれもお馴染みの風景が的確に再現されていました。
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・・・某育成シミュレーションゲームをプレイしているトレーナーの皆様ならわかるアングルではないでしょうか。

これでも全て紹介しきれていませんが、完成後のレイアウトを回っているうちに設営終了時間の20時を迎え、各スタッフは方面別に帰路へついていきました。直前まで準備に明け暮れていた以上無茶はできませんからね。
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夕飯は日本が誇る最高級イタリア料理店サイゼリアで"指摘厨ごっこ"をしつつボロニア風スパゲッティを頂きました。暇つぶしのための間違い探しのはずがだいたい提供されるまでに終わらないという逆転現象。

一瞬グルメ記事になりかけましたが設営日の模様はここまで、次回は公開1日目の模様となります。

次回につづく

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