上武樹脂鉄道振興会

この先、揺れる事がありますのでお気をつけください。

2021年01月

去年12月の話になりますが、またしても海外からとある製品を取り寄せておりました。結局2020年は海外からの輸入が通算4回(代理購入含む)という結果に。
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それがこのTOMY EXPRESS(トミーエクスプレス)です。90年代後半にトミカワールドブランドで発売されていた商品で、ヨーロッパのみで流通したプラレールです。
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既にお察しの方もいるかと思いますが、これは日本で通常販売されていた485系の「カモメエクスプレス」の仕様違いで、トミカワールド製品の中でも珍しくオリジナル仕様で発売された日本型車両となります。
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貼られているシールのみが違うため運転席下の国鉄エンブレムもそのまま残っています。ロット記号が98年で、国鉄エンブレムが消されたのが2000年頃だったはずなので当然といえば当然ですが。

幸い手元にはこれ以外に
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通常版の「カモメエクスプレス」とニュータウン駅セット付属の「トミカエクスプレス」もあるので、これらと合わせて3車種で並べてみる事にしましょう。ちなみに全て国鉄エンブレムありのロットです。

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ヘッドマークだけの違いかと思いきや、なぜかライト部分のシールが全部異なるデザインとなっています。ここなら共通化しても何ら問題ないはずなのでなぜ作り分けたのか…
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ライト部分だけ拡大した上で並べてみました。線の太さも変わっているので差分というわけでもなくそれぞれ新規で作り直していると思われます。

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トミカエクスプレスには中間車が無いので残りの2車種で並べてみました。よく見るとシールの色味も若干異なり、トミーエクスプレスの方がやや明るめです。

これ以外に比べる点は無い……と思いましたが「トミーエクスプレス」という名前で発売された商品はこれだけではありませんでしたね。
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この記事で取り上げた事があるドイツ限定の「トミーエクスプレス」です。発売元が同じTOMY UK(イギリス法人)だったので、もしやと思い側面のロゴを見比べてみましたが……
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フォントが明らかに違うので関連性は特になさそうでした。一応商品ブランドと商品名という違いはありますが、同じ会社から同じ名前で別の商品が出ているわけで……よくわかりません。

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最後に箱の裏に載っているレイアウト写真も。まだユーロスターも発売されていなかったので日本型車両しか写っていませんね。フラノエクスプレスと名鉄ブルーライナーがラインナップに入っているのも不思議ですが、これらは"Super Deluxe Set(スーパーデラックスセット)"というオールインワンセットに収録された車両達で、実車同士が並ばないのに同じセットに入っていた事で更に謎が深まります。

まだトミカワールドのラインナップは解明されていないものも多いのですが、箱付きの美品が出てくる事も稀なのでさすがにこれ以上何かを手に入れる事は無いと信じたいですね。フラグかもしれませんが。

1年前の話な上にお手軽改造かつ99.9%悪ふざけというどうしようもない記事です。なので本文も短いですがどうかお許しください。
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2020年3月、実車デビューと同時にE261系「サフィール踊り子」のプラレールが発売されたのでそれを買ってきたところから話は始まります。普段新製品をすぐ買わない人が買っている時点で既に怪しいですが。

さてこの列車、ご存じの通りサシ261形「ヌードルバー」を連結している事が特徴で、その名からオタクくん達鉄道ファンからデビュー前より散々ネタにされてきましたので……
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開封して即中間車から車体を外してマスキングし……

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真っ黒(ガイアカラー・セミグロスブラック)に塗り替えた上でシールを貼り付け、埼玉が誇る中華チェーン「日高屋」に化かせてみました。全車グリーン車の特急なのにラーメン1杯390円とはこれいかに。

なお塗装ムラが出ないように、と3,4回ほどに分けて薄吹きしたので半つや消し塗料の割には無駄なくらい光沢があります。どうしておふざけの方に力を入れているんですか……
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早速連結してみた姿がこちら。元の車体色が暗めなのでまあまあ編成中のアクセントになっているのではないかと思います。雰囲気は完璧にブチ壊しですが。

この後にもう1本サフィールを仕入れてきたのでもう1両何か作れるのですが、どのラーメン屋にするか迷っている間に1年経ってしまいそうです。時間の流れって怖いですねぇ。

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なおこれを制作した3か月後に実物に乗る機会があり、その際にラーメン屋サシ261形も見てこれました(当時バーの営業は休止中)。にもかかわらずサフィール日高屋を家に忘れるミスを起こしてしまったので、どこかでリベンジが必要かもしれませんね……

前回の記事から実に8カ月も寝かせてしまい、「"プラレールひろばinさっぽろ"の遠征記は完結しない」のジンクスをまた踏んでしまいそうでしたが思い切ってここで書き切ってしまおうと思います。プラレール運転会が開催できない時世ですし。

とはいえ運転会自体は前日で終わってしまったので今回はいわゆる後日談になります。元から関係のない話ばかりとか言わない

この日は帰りが夕方だった平塚氏とパシフィック氏と昼まで出かける事になり、10時台のいしかりライナーで小樽へ。昨日があんな状態だったのによく起きれたものです。
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小樽駅で見かけた電車用の連結器カバー。特にNゲージだとこれが品薄なのでめっちゃ欲しい……と思っていたら記事を放置している間にKATOから発売されてしまいましたね。

駅で今回の案内役であるともちん氏と合流し、そのままバスに乗って目的地へ。この時点で他の観光客とは全く逆の方向へ向かっています。
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目的地はこのお店、喫茶ルナパークです。「北海道へ行ったのに海鮮じゃないのか」などとツッコミが飛んできそうですが……
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お目当てがこの鉄板ナポリタンだったのでどうしても来たかったのです。さすがは北海道プラレール同好会推薦のお店なだけあってガッツリとした量ながらあっさりと平らげてしまいました。

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食後はそのままバスで来た道を戻り、申し訳程度の観光という事で小樽運河の見物へ。普通の観光を組みこめただけ偉いとでも思ってください。
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運河からの帰りには市内を縦断していた手宮線の廃線跡も通りかかりました。これは第7回プラレールひろばでは再現……するんですかね?

この後に駅前の長崎屋で土産物(ほぼ食料品)を買い込んでからともちん氏と別れ、名残惜しいものの一路新千歳空港(+α)へ。
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札幌運転所付近を通りかかった時にちょうど車窓から虹が見えました。なお車内では「あれ、札転って意外とちっちゃくない?」と規格外だったプラレールレイアウトと比べていたのはここだけの話。

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そして"秒"で新千歳空港に着いて"秒で"羽田行きスカイマーク720便の搭乗時間がやってきました。まあ逆から言うとフライトの時間ギリギリまで遊びまわっていた事になるんですけどね。
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機内ではソフトカツゲンを飲みながら最後の悪あがき満喫しようかと思っていたのですが…
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偶然にも鹿児島県のラッピング機に当たったのでボンタンアメと知覧茶が配られました。どこに行ってきたんだよ感満載。

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更に羽田からの帰り道では一昨年6月に引退した京急800形にも遭遇。この形式を見たのもこれが最後となってしまいました。

こうして4日間に渡る遠征を終えたわけなのですが、立ち上げから半年と今までで一番長い期間関わってきた運転会で、ましてそれが自分の憧れの一つでもあった「プラレールひろばinさっぽろ」であったという事でお誘い頂いた北海道プラレール同好会の皆様には2年経った今でも感謝してもしきれません。もし第7回が開催されるならもう少し計画的な車両製作の上でまた携わりたいところです。

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最後にオチとして新千歳で土産に買った夕張メロンポッキーがあるのですが……
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なんと製造地が埼玉県北本市で北海道から埼玉へ買い戻してきた格好に。しかも北本でんしゃ広場のお膝元というのがまた……

前編では"年内には製作記を投稿したかったので"と書いていた割には普通に年を越してしまいましたが、さすがにこの辺で続きを書いてみたいと思います。
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前回で車体が組み上がったので各種パーツを付けていきます。前面の方向幕枠はさておき、前照灯もきれいに切り出せるのはプロッターの強みですよね。先に塗装してしまった屋根上機器も同様にシルエットカメオで切り出したパーツを組み合わせ、プラ棒で補強したものを載せてあります。

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これで車体加工は概ね済んだためサーフェイサーを吹いてからパーツごとに塗装していきますが……案の定締め切りに追われていたため写真がほとんどありません。しかも暗い。

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前回書いた通り窓パーツは黒に塗装し、車体の裏から付けてから更にサッシを今度は前から取り付けます。マスキングの手間を減らすために採用したはずの工法ですが、パーツの精度が不十分だったがためにここでだいぶ時間を取られる結果に…

塗装+αが完了した後は肝心のラッピングをステッカーで再現していきますが
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本来ならこのようにシール台紙に印刷したものをカッターナイフ等で切り出すところ……

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台紙をそのままシルエットカメオにセットし、車体の図面をそのまま使う事で見事切り込み線を入れることに成功。まあ本来プロッターってシール台紙やカッティングシートの切り出しが主な用途であって、プラ板を切り出すために設計されたわけではないので……

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最後にポール集電式である事を強調するために可動式のポールを取り付けてみました。といっても2mm丸棒をT字形に組み合わせた上でプラ棒とプラ板から作った留め具で留めているだけという単純構造。

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そして完成した姿がこちらになります。見ての通り上スイッチの車両では全く動かせないので旧動力かIRシャーシのどちらかでないと動かせない仕様となってしまいました。スカート部の切り欠きも旧動力のスイッチのために開けてあるので実車には存在しません。

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車体を裏返した姿がこちら。旧動力の時は左右の爪を使い、IRシャーシの時はただ上から被せるだけです。特にネジ留めなどをするわけではないですが、今のところ問題無さそうなのでおそらく改良される事も無いでしょう。

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同じ香港の地鐡(MTR)が製品化されているので並べてみました。これだけで香港の市内交通を表わせている気分になっていますが…実際のところどうなんでしょうかね。

初めて作る路面電車にして海外型、しかも建築限界ガン無視というかなりアウトローな感じに仕上がってしまいましたが、路面電車の中でも割と欲しかった車種が手に入った上にフルスクラッチする上で試してみたかった事もだいたい実現できたので今後に活かせればいいなー、とは思っています。とはいえ現時点(21年1月現在)ではこれ以降1両も作っていないので次は一体いつになる事やら……

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